強迫性障害*不潔恐怖症を治すまで -ブログ

強迫性障害の不潔恐怖症(潔癖症)を認知行動療法で治すまでのブログ。ほぼ治った寛解状態になりました

恋人への強迫性障害の巻き込みを減らす

      2018/01/22


強迫性障害を治した人の体験談を読み返していたら、治療するにあたって家族や恋人への巻き込みをやめたと書かれていました。苦しいとか辛いと訴えることもやめたそうです。

私は巻き込みはあまりしていないし、辛いと訴えることも少ないです。でも本心では、この苦しみをわかって欲しい、一緒に持って欲しいという気持ちはあります。

体験談の人をすごいなあと尊敬するとともに、よし、私も強迫行為の巻き込みだけではなく強迫性障害である辛さに巻き込むことも減らそうと思いました。

「やめよう」ではなく「減らそう」というのが、私の甘いところです…。

強迫性障害の苦しさを共有して欲しい

私は恋人にもっと強迫性障害のことを知って、苦しさをわかって欲しいと思っていました。

思えば強迫性障害を発症したときも、彼は私がおかしくなったことを指摘してはくれませんでした。

強迫性障害になったと告白したときには、「よく手を洗うようになったし、時間も長いし、おかしいと思っていたよ」と言っていましたが、私が言うまで何も言ってくれませんでした。

曝露反応妨害法をして強迫行為が減っても、彼から何か言われることはありません。私から「手洗いの時間を短くできたよ」「生肉を料理したよ」と報告しています。

言えば「気がついていた」「良くなってるね」とかなんとか言いますが、彼のほうから強迫性障害を話題に出すことはありません。

あっ、なんかこれ、私が髪を切ったときの反応と同じ!?(笑)

「褒めて欲しい」と率直に言っても、はぐらかされるときもあります。感情を言葉にするのは恥ずかしくてできないという人なので、仕方がないのでしょうか。

でも、すごく淋しいです。すごくすごく淋しいです(2回言った)。

私と同じくらい強迫性障害について理解して欲しいとは言わない。せめて本を1冊だけでも読んだり、ネットで情報を調べたりしようと思わないのかな?私のことをわかりたいと思ってくれないのかな?恋人なのに?

そう考えるのは望みすぎなんですよね。自分と相手は違う人間であり、何も言わないのに自分が望むものを差し出してもらおうなんて、無理な話です。

強迫性障害の「巻き込み」をしないのは甘えられないから

本当のところは、私は彼に理解してもらうことを望んでいないのかもしれません。彼に強迫性障害の苦しみなんて味わってほしくないし、悩むのは自分だけで充分だと思うのも事実です。

少なくとも家族に対してはそう思っていて、強迫性障害になったことも一切話していません。

でも彼には…負担をかけたくはないけれど理解して欲しいと思ってしまいます。矛盾なんですよね。

理解するということは私と強迫性障害に費やす時間が増えることであり、彼の時間を奪うことなのですから。

ああそうか、私は彼に自分から望んで、時間とか手間とかそんなのいいよ!と私のことを考えて欲しいのかな?うわー、なんか恥ずかしい!

結局のところ、私は人に甘えられない性格なのでしょう。甘えて何かをしてもらって得したと喜ぶべきところでも、申し訳ない気持ちになってしまう。

「借り」みたいに考えてしまって甘えられない。強迫性障害の「損することを嫌がる」傾向と関係があるのかもしれません。

「巻き込み」をすると、自分が背負うべき苦痛を人に負担させてしまっている、悪いことをしている気がするのです。

巻き込みができる人が羨ましい気持ちもある

私は誰とくらべてもっと恋人に理解して欲しいのか考えてみたら、強迫性障害の巻き込みにあっている家族の人だということに気がつきました。

強迫性障害の患者さんに巻き込まれている家族の体験談、特に夫に巻き込まれている妻の体験談やブログをいくつか読んだので。

彼女たちは本当に熱心に強迫性障害について調べ、夫を思いやるあまり巻き込まれ、最終的に巻き込みに付き合ってはいけないと理解して心を鬼にして治療に協力しています。

そこまでしてもらっている患者さんがとても羨ましいです。

でも私は恋人を巻き込めないのだから、そうしてもらえない…というか、そこまでされたらいたたまれないかもしれない。

甘えたい気持ちと甘えたくない気持ちの両方があり、いろいろ考えると甘えたくないほうが大きいのに、やはりたまに甘えたいと思ってしまうのですよね。

巻き込みも強迫行為であり強迫性障害を悪化させる

前にも巻き込みをしてもむなしいという記事に書いたのですが。

巻き込みをしない理由のひとつとして、巻き込みをしても得るものがないというのがあります。

「これは綺麗だと思う?」「こうすれば大丈夫だよね?」

そういったことを訊いて、彼が「大丈夫だよ」と保証をしてくれても、私の不安は消えないまま。強迫行為を繰り返しているときと同じなのです。

巻き込みをして一時的に安心できる人もいるのでしょうが、私は疑い深いのかな。あまり不安が下がらないのですよね。

科学的にとか学術的にとか、理屈で証明できないとだめなんです。

なので、巻き込みをしても安心できないし、彼には負担をかけるだけ。

しいて言えば、私がいま苦しんでいるというアピールにはなりますが、そうしたところで苦しみは減りません。気持ちが軽くなることもなく、むしろ申し訳なくなるだけです。

私の場合は、巻き込みをしても何もいいことはないのですよね。それよりは、一人でがんばっている!と自分に酔ったほうがましです。

 

とはいえ、自分一人でやっているような顔をしていても、彼も私が元気になるようにあちこちに連れて行ってくれて、結果的にそれが曝露になっていました。

巻き込むことがあっても冷静に対処してくれました。

彼は強迫性障害のことをよくわかっていないとはいえ、本能なのかなんなのか「強迫行為に付き合ってはいけない」というのはわかっているようで、結果的に正しい対応をしてくれています。もちろん、精神的に大きな支えになってくれています。

支えてもらっているのはわかっているのに、もっともっとと要求してしまう。そんな貪欲な自分を反省しました。

彼に感謝して、ここまで来られたことに感謝して、もっと治していきたいです。

↓参加中。ほかの強迫性障害のブログが見られます。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 強迫性障害(強迫神経症)へ 強迫性障害(強迫神経症)ブログランキング

スポンサーリンク

 - 恋人・巻き込み

関連記事