食品の異物混入で、インスタントラーメンや冷凍食品が食べられなくなっていた

年末で仕事が忙しく、強迫性障害を治すのもひとやすみしていました。

忙しいと、強迫観念に振り回されることも減りますが、治す取り組みをする余裕もありません。現状維持で、淡々と強迫行為をしていました。

クリスマスイブも仕事が目いっぱいで、ごちそうどころか家にろくな食べ物もなく、冷凍餃子を食べるはめになりました。

 

実は私は、食品の異物混入事件以来、加工食品を食べることが怖くなっていました。

12月の頭に、ペヤングの虫混入があったときは、まだインスタントラーメンを避けるだけで済んでいたのですが、続いて日清の冷凍パスタの虫混入が発表されたことでノックアウト。冷凍食品も加工食品も怖くなりました。

よりによって、両方とも私の大嫌いなあの虫が混入していたということで、恐怖度も高かったです。

インスタントラーメンや冷凍食品は食べられず、そのほかの加工食品を食べる前にも、中身をぐちゃぐちゃとかき混ぜて、異物が入っていないかチェックするようになりました。

この、何か気がかりなことがあると、恐怖対象が広範囲になってしまうというのは、強迫性障害の症状と似ていますね。

 

でも、クリスマスイブは食事をとる時間もないまま深夜になってしまい、家にインスタントラーメンと冷凍餃子しか、食べられるものがありませんでした。事件以来、どちらも食べられる気がしなくて、捨てようかどうしようか迷っていたのですが、あまりに空腹で、食べることにしました。

ラーメンは、虫が麺に入っている衝撃画像を見てしまったので、嫌悪感が強い。でも、冷凍餃子は中身がひき肉で、なにか入っていてもわかりづらいかも?

結局、冷凍餃子をほぐして確認してから食べれば大丈夫だろうと、餃子を焼きました。

お腹が空いていたこともあり、焼きあがった餃子は、とてもおいしそう。

とても、ほぐしてぐちゃぐちゃにしてから食べる気はしなくて、そのまま普通に食べました。もう、何か入っていたら、ペッと吐き出して、発狂すればいいやと思いました(笑)

 

今回の虫混入はショックでしたが、考えてみれば、自分が加工食品の異物混入に遭遇したことなんて一度もありませんし、まわりから聞いたこともありません。低い可能性におびえて、ずっと暮らしていくのは、ばかばかしいことですよね。

ペヤングにしても、「もうペヤングは食べられない」という人から、ペヤングのメーカーである『まるか食品株式会社』のものは食べられないという人、そして中には、ペヤングを食べられなくなるのが辛いと買いだめをする人もいるのですから、本当に人の価値観というのは様々です。

私のように加工食品全体が怖くて食べられなくなるのは、ちょっと行き過ぎなのかもしれません。

 

食品の異物混入に対する恐怖を抑えられたように、強迫性障害も切羽詰まれば、強迫行為を抑えられるのでしょう。日常生活を送っていると、「強迫行為ができる」環境にいるので、気持ちで抑えなければいけないのが、難しいところです。

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