私の強迫性障害は、ほぼ治ったと思います。何割治ったかと言うと80%くらいでしょうか。
強迫性障害に費やしていた時間で考えると、悪化時には一日中だったので今は数%になります。が、まだ強迫性障害のために避けていることもあるので、そこまではいかないかな?
今年はだいぶ積極的に曝露をすることができました。その成果が出たのでしょう。
強迫性障害で病院にかかるレベルではなくなった
なぜ強迫性障害が治ったと思えるかというと、単純に、いまの状態だともう病院に行く必要がないからです。
私は強迫性障害で病院に行ったことはありません。行く必要がなかったわけではなくて、病院や服薬が怖くて行けなかったのです。
病院の必要性はとても感じていました。
恋人にも何度かすすめられましたし、自分でも病院に行ったほうがいい…「病気」のレベルだとはわかっていました。
でも今は、病院に行く必要性をまったく感じません。仮にお医者さんに診てもらって、もしかしたら強迫性障害だと診断されるかもしれないけれど、なんで来たの?というレベルでしょう。
つまり私は、もう強迫性障害でそれほど困っていない、日常生活に支障が出ていないのです。
1日のうちで強迫観念や強迫行為が出ることは、ほとんどなくなりました。
強迫観念がちらっと浮かぶことはありますが、たいていは強迫行為はしないで済ませられます。たまに強迫行為をしてしまうという程度ですね。
強迫行為の終わりが見えない繰り返しがなくなった
大きいのは、強迫行為をしても繰り返しが減ったことです。
私は何十時間という単位で強迫行為をしてしまうことはなく、一つの強迫行為にかかるのは長くても2~3時間。それでも最中は、永遠にここから抜け出せないのではないかという苦しさがありました。
実際にかかる時間がどうこうというよりも、終わりが見えない恐怖があったのです。
それがなくなり、強迫行為が必要なときでも「ああしてこうしたら終わる」というように、軽い気持ちで向き合えるようになりました。
回避していたことをやってみたくなった
治ったのではないかと思えたきっかけは、回避していたことをやってみたくなったんですよね。
前に書いた、健康診断に行こうとかハンバーグを作ろうとか。まだまだ受け身で自発的ではない面もありますが、きっかけが沸いたときに「やろうかな」と思えるようになりました。
何よりも、先日、恋人と話をしていて「プールや温泉に行きたい」と思ったのです。この考えが頭に浮かんだとき、自分でもびっくりしました。
というのも、不潔恐怖症の私にとってプールや温泉というのは排泄物が混じったものであり(すみません)、恐怖でしかありませんでした。
人の汚れだけでなく、自分が汚れを広げてしまうことも怖い。もう一生、行けないものだと覚悟していました。
それなのに、ふっと「行きたい」と思ったのです。
実行するとなると、まだまだ障害があるでしょうけれど、行きたいと思い浮かんだことが大きな進歩だと感じました。
とはいえ、まだ強迫性障害と完全におさらばというわけではないでしょう。この要となるような記事を、一年の締めくくりに書かずにはいられないことがその証拠です。
もっと早く書こうと思いつつ、延び延びになってしまっただけなのですが。それでも、年始に持ち越すことができず、キリがいいときに書くのが強迫っぽいですよね~。
まあ、そんな自分も受け入れつつ、引き続きでこぼこしながらやっていきます。