強迫行為を、やめられるようになってきました。と言っても、根本的なものではなくて些細な部分なのですが、意外と楽になれています。
強迫行為の繰り返し
手洗いをし終わってから、まだ汚いような気がして、もう1度2度(3度4度5度…)と洗ってしまう。この、「繰り返し」の部分をだいぶ抑えられるようになりました。
強迫行為の繰り返しは、悪化時にはいつ終わらせられるの!と泣きたくなるくらい辛いことでした。手洗いが長いので洗いなおしにかかる時間も長かったですし、洗いなおしをする前に触ったものも洗浄しなければならなかったからです。
でも、認知行動療法(曝露反応妨害法)をして手洗いの回数と時間が減ってからは、「繰り返し」はどんどん儀式的なものになっていきました。綺麗にするためというよりは、気持ちをすっきりさせるためにやっているときも多いと感じていました。
ちょっとした強迫行為でも不安の種になる
最近では、繰り返し部分の手洗いは「ちょろちょろ」程度になっていました。
ただ、ちょろちょろで済んでしまうので、強迫行為を我慢するよりは、洗うほうが早くて楽なんですよね。なので、つい洗ってしまっていました。
そうすると、「あ、いまのは短すぎた」「洗いなおせていない」と思うときもあり、回数を繰り返してしまい、結局は手洗い時間が長くなる原因に…。
全体的には手洗い時間を短くできていますが、こうして長い手洗いが混ざると、やはり手洗いを回避する気持ちや、緊張感が抜け切りません。
めんどうでも強迫行為をやめる
なので、強迫行為をしてしまうほうが早くても、強迫行為をするのはやめるようにしました。
洗いなおしたいと思ったら、さっさとハンドクリームを塗ったり、顔などにペタペタと触って汚れを広げるようにしています。洗いなおしを減らすために、洗いなおしたらもったいないレベルの少しお高いハンドクリームを使うようにしました(笑)
抵抗している間は、「ここで強迫行為をしたら、あとでもっと辛くなる」と考えています。
どーうしても負けて、ハンドクリームごと洗い落とすときもありますが…。そんなときでも、洗えていない(と思っている)手で触った物の洗浄まではしないで済むようになりました。
まあ、まだ入浴のときなどには繰り返しがあるのですが、手洗いだけでも減ったのは良かったです。
やめてみると、ささいな強迫行為だと思っていても、1日の中でけっこう時間を使っていたし、とらわれていたと実感します。
少しだけだからいいと思わずに、細かい強迫行為もやめていったほうが楽になれますね。