強迫性障害*不潔恐怖症を治すまで -ブログ

強迫性障害の不潔恐怖症(潔癖症)を認知行動療法で治すまでのブログ。ほぼ治った寛解状態になりました

強迫性障害におすすめの本。私が治るのを助けてくれた3冊+α

      2018/10/03


強迫性障害を治すために、治療法や体験談が書かれた本を読んできました。

人気の本をはじめとして、読みたかった本にはだいたい目を通したので、おすすめの本をまとめておきます。

  1. 図解 やさしくわかる強迫性障害 または 強迫性障害の治療ガイド
  2. 完全版 不安のメカニズム
  3. 強迫性障害からの脱出
  4. 新装版 不安でたまらない人たちへ
  5. 不安もパニックも、さようなら

病状によっては難しい本は辛い人もいるかと思いますので、読む時間の目安として難読度をつけました。

私が必読だと思う本は1冊だけなら1.。読むのが難しいときのために、代わりになるやさしい本も入れました。

2.は根本的な不安との向き合い方を教えてくれた本です。さまざまな本の参考図書にもなっているので、基本として読んでおくと役立ちます。

3.4.5.は認知行動療法の本です。3.と4.の相性がいいほうを教科書的に使い、もっと深く知りたければ5.も読むという感じですね。

1.『図解 やさしくわかる強迫性障害』

難読度:普通、160ページ、2012年発行

強迫性障害になったときに最初に読んで欲しい本!イラストが多くて読みやすく、内容も充実しています。

強迫性障害とはどういう病気かに始まり、症例や体験談、曝露反応妨害法のやり方まで書いてあるので、とりあえずはこれ1冊でOKです。

強迫観念への対処法として「恐怖の上書きをする」というのは、私にはとても効果的でした。ほかの認知行動療法の本も読みましたが、強迫観念への対応はこの本の通りにしました。

読んだ感想はこちら。
『図解 やさしくわかる強迫性障害』の感想

『図解 やさしくわかる強迫性障害』でも読むのが難しい人は、ほかの本はどれもつらいと思います。27ページとノートのように薄い『強迫性障害の治療ガイド』がおすすめです。

『強迫性障害の治療ガイド』

難読度:とてもやさしい、27ページ、1999年発行

読んだ感想はこちら。
『強迫性障害の治療ガイド』の感想。曝露反応妨害法の練習帳(ワークブック)

2.『完全版 不安のメカニズム』

難読度:難しい、349ページ、翻訳書、2016年(初版1974年)発行

私を不安の泥沼から救ってくれたバイブルです。不安が起こる仕組みとその対処法を教えてくれました。

強迫性障害と「強迫性障害になったこと」の二重の苦しみでうつ状態になりましたが、この本を読んで不安を整理し、混沌とした不安からは逃れることができました。

また、筋肉と神経が不安を増大させる仕組みを知り、強迫観念がわいても呼吸や姿勢を整えて早めに落ち着きを取り戻せるようになりました。

強迫性障害を治すのに役立つだけでなく、一生をとおして不安に強くなる方法を教えてくれます。

読んだ感想はこちら。
『完全版 不安のメカニズム』の感想。不安障害の治し方がここにある

3.『強迫性障害からの脱出』

難読度:難しい、351ページ、翻訳書、2000年発行

曝露反応妨害法(この本では行動療法)のやり方が書いてある教科書的な本です。

『図解 やさしくわかる強迫性障害』にも曝露反応妨害法のやり方は書いてありますが、もっと詳しく知りたいというときにおすすめです。

『強迫性障害からの脱出』では強迫行為をやめられれば頭の中では何を考えていてもいいとされています。

できれば『図解 やさしくわかる強迫性障害』の「恐怖の上書きをする」のほうが良いですが、怖くてできない人は、最初は頭の中を問わない『強迫性障害からの脱出』のほうがやりやすいかもしれません。

私はやめる思い切りがつかない強迫観念に対しては、こちらの本を参考に、とにかく強迫行為をしない形で治しました。

読んだ感想はこちら。
『強迫性障害からの脱出』の感想。行動療法の教科書的な本

4.『新装版 不安でたまらない人たちへ やっかいで病的な癖を治す』

難読度:難しい、325ページ、翻訳書、2017年(初版1998年)発行

認知行動療法を元にした「四段階方式」という治療法です。

強迫行為をやめることには変わりはないのですが、強迫観念を「それがOCDという医学的疾患だから」相手にせず、「脳のロックをはずす」提案をしています。

私には、この本にある「強迫性障害は脳の暴走」と考えて強迫観念を鎮めるのが効果的でした。

自分の強迫観念が間違っていることはわかっていて、誰かに否定してもらいたいという人に向いていると思います。

電子書籍のKindle版があるのもポイント高いです。

読んだ感想はこちら。
『新装版 不安でたまらない人たちへ やっかいで病的な癖を治す』の感想。脳の暴走をとめて強迫行為をやめる

5.『不安もパニックも、さようなら』

難読度:難しい、784ページ、翻訳書、2011年発行

40個の認知行動療法の技法が紹介されています。辞書みたいに分厚い本ですので、気になる技法だけ読めばいいです。

曝露反応妨害法に取り組めなかったり、課題が進められないときに、この本の多彩な技法が役立ってくれました。

治療のやる気を出すための「動機づけ」の技法も載っています。

読んだ感想はこちら。
『不安もパニックも、さようなら』の感想。40の認知行動療法から合う治療法を探す

強迫性障害のおすすめ本のまとめ

どの本にも具体的な治療法が載っているので、カウンセリングを受けているつもりで実践できます。

強迫性障害の症例として出てくる人たちにも、共感したり励まされたりしました。

基本的には『図解 やさしくわかる強迫性障害』の曝露反応妨害法をお手本にして治してきました。

加えて、行動に移すための考え方…「えいっ!」と実行する引き金や不安を鎮める方法は、ほかの本をあれこれと参考にしました。

私は病院や薬に対しても強迫観念があって通院できませんでしたが、本に書いてある方法を試したおかげで回復できました。

強迫性障害を治すには強迫行為をやめるしかありません。

始めは実行に移すのが難しかったですが、本を読んで治す方法を知り、治す過程を想像して紙に書いてみる。

あのときに行動を変える一歩、治すための一歩を踏み出せたのだと思います。

強迫性障害の本はどれを読んだらいいかな?と迷っている人や、病院に行けずに本で治したい人の参考になりましたら嬉しいです。

いままでに読んだ強迫性障害の本の感想はこちら。
「 強迫性障害の本 」 一覧

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