NHK「発達障害プロジェクト」で強迫性障害も取り上げられるかも?

5/21(日)21:00~にNHKスペシャル「発達障害~解明される未知の世界~」が放送されました。

強迫性障害は発達障害の二次障害として併発することもありますので、強迫性障害の治療のヒントもあるかもしれないと思い観てみました。

NHKでは「発達障害プロジェクト」として、今後1年間かけて複数の番組で発達障害を取り上げるとのことです。
発達障害プロジェクト – NHKオンライン

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NHKスペシャル「発達障害~解明される未知の世界~」の感想

小中学生の15人に1人は発達障害と言われているそうです。

発達障害にはASD(自閉症スペクトラム症)、ADHD(注意欠如・多動症)、LD(学習障害)があり、それぞれの特性を解説していました。

発達障害の中には、音や光が普通の人よりも大きく感じる感覚過敏がある人もいるのだとか。普通の人ではこう感じるものが感覚過敏の人にはこう感じると言う風に、映像で見られたのが良かったです。

たとえば喫茶店など色んな音がしている中で会話をしていると、普通は会話の声を集中して聞き取ることができるのに、感覚過敏の人は雑音も同じように拾ってしまうというお話でした。

ただ、感覚過敏の解説がとても印象的だったので、発達障害の人=感覚過敏があるという風に取られないかと心配になりました。

実際は感覚過敏に限らずに多種多様な障害があるのでしょう。その中に強迫性障害の元となるような「こだわり」も含まれるのかもしれません。

あとは、ADHD(注意欠如・多動症)の子供の再現VTRもわかりやすかったです。

学校の教室で授業を受けている女の子。最初は先生の話を聞いているのですが、次第に関心が壁に貼ってあるポスターやお友達の髪飾りに移ります。「授業を聞かなきゃ」と意識を戻すのですが、またすぐに違うことが気になってしまう…。

これも感覚過敏と同じように、必要な情報とそうでない情報の整理が苦手なのかもしれません。

強迫性障害も、普通ならどうでもいいと見過ごせることにこだわってしまう病気なので、似たところがあるように思いました。

今回のNHKスペシャルは発達障害の基礎知識という感じでした。

今後の「発達障害プロジェクト」の中で、発達障害のメカニズムや改善策、周囲の対応なども取り上げられることを期待します。

NHK「発達障害プロジェクト」で強迫性障害が取り上げられることを期待!

NHKスペシャル「発達障害~解明される未知の世界~」では発達障害の二次障害として、うつ・不安障害・強迫性障害などがあると紹介されていました。

私はおそらく発達障害ではなく、後天的な強迫性障害だと思うのですが。それでも、強迫性障害になってから困難になったことには、発達障害の人の不便さと共通する点も多いです。

具体的には、日常的な動作にこだわりがありその通りにしないと気が済まない、文章がスムーズに読めなくなるなどがありました。

先天的・後天的に限らず、できないことの原因となる脳のメカニズムは同じなのではないかと思うんですよね。

強迫性障害が取り上げられなくても、発達障害のメカニズムや改善策の番組はまた観たいです。

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