緊急事態宣言が延長になりましたね。
「新しい生活様式」なんてものも公表されて、まだまだ新型コロナウイルス対策は続きます。
私の強迫性障害はだいぶ治りましたが、普段よりも洗浄行為が増えると再発するのではないかと心配になります。
強迫性障害ではなかった人でも、コロナ対策でここまでやるのは強迫性障害かもしれないと思ったり、強迫性障害になりかけている人もいるかと思います。
なので、強迫性障害を治すためにしていたことを、コロナ対策に当てはめながら書いてみます。
洗浄行為のルールを決める
洗浄行為は負担です。
が、それとともに苦しかったのが、何をどれくらい洗浄したらいいか悩むことでした。
手洗い、お風呂、洗濯、掃除、買ってきたもの…。いちいち考え、悩み、調べまくりました。
生きていれば、洗浄が必要な場面はたくさん登場します。そのたびに判断に時間がかかり、疲れはてました。
そこで、あらかじめルールを決めておいて、悩む時間を減らしました。
強迫性障害だと少しでも洗浄を減らしたくなりますが、無理のないルールにするのがよかったです。
いまの段階では、自分はここまでやらないと不安になるというのを見極めて決めていました。
もちろん、すこしでも洗浄行為を減らしたい気持ちはありました。が、そのための曝露反応妨害法は生活の流れの中ではなく、あらためてやったほうがよかったです。
コロナは未知のものですから、専門家の間でも意見が違います。
買ってきたものを洗浄するか、帰宅後すぐに入浴するかなど、「そこまでしたほうがいい」という人と「そこまでする必要はない」という人がいます。
どれを信じるかは自分で決めるしかありません。
私は国の情報と自分が住んでいる近隣の感染者数、そして、続けられるか?苦痛ではないか?を考えて決めています。感染者数の増減によって変えてもいます。
いままでは厚生労働省のサイトでも情報がパラパラしていましたが、「新しい生活様式」が出たことでわかりやすくなりました。
悩むときもありますが、基本は「厚生労働省がやれと言っていないことは、やってもやらなくてもよし」としています。
必要な洗浄は前向きにやる
洗浄行為は負担です。(2回目)
- なんでこんなことしなくちゃいけないの
- いつまでやればいいの
- 疲れた…
などと、ネガティブな感情が浮かぶのは当たり前。
でも、やらなければならない事実は変わりません。
大切なのは、必要だからやっているのを忘れないこと。やるかやらないか悩まないこと。(このために↑でルールを決めた)
洗浄行為をしているメリットとして、コロナに感染する確率を下げているのです。
やりたくない!ではなく、自分や家族が感染しないために洗浄行為をしている、つまりはやりたい!と考えるほうが楽です。
手洗いをするときに、「よーし、綺麗にするぞ!」などと声に出して気持ちを盛り上げるのもよかったです。
強迫性障害を治すときはやっていましたし、今でも声に出さなくても心で思い浮かべるときがあります。
論理的でない洗浄はしない
強迫性障害は、論理的でない行動をしてしまいます。
トイレのあとや帰宅時に手を洗うのは、理由がある適切な洗浄行為です。
論理的でない洗浄とは、「触っていないのに汚れたような気がしたから洗う」「汚れが落ちていない気がするので繰り返し洗う」など、なんとなくの感覚や理屈がおかしい行為です。
これらは自分でも必要ないとわかっているはずなので、やらないようにしています。
個人的に、この論理的でない洗浄はとても強迫性障害につながりやすいので、気をつけたいところです。
コロナ対策と強迫性障害の間で悩むこともありますが、引き続きこれらを忘れないようにしていきます。