ひさしぶりに、恋人に巻き込み行為をしてしまいました。
私はトイレットペーパーの芯を、気軽に捨てることができません。トイレに入る前にトイレットペーパーを交換して、そのまま芯を部屋のゴミ箱に捨ててからトイレに入ります。
詳しくはこちらに書いてあります。
私のトイレ事情。トイレットペーパーとか入れるトイレとか
彼の家では、芯をビニール袋に入れてからでないと捨てられません。
というのも、私はゴミ箱の中にトイレットペーパーの芯があれば、触らないように気をつけますが、彼はトイレットペーパーの芯に触るのも平気ですし、ゴミを捨てるときにゴミ箱の中にある芯に触ったりするからです。
彼がトイレットペーパーの芯を触ると動揺するので、ビニール袋に入れて捨てることで、予防しているというわけです。
ところが週末、トイレットペーパーを交換したときに、ビニール袋の用意を忘れて、捨てに行くことができませんでした。
ビニール袋も、トイレットペーパーの芯を触った手で開いたり縛るのは意味が無いので、捨てる前に開いた状態で置いておかなければいけないのです。それを忘れました。
なので、芯をトイレの片隅に置いて、次にトイレに入る前に捨てようと思っていたのですが。その前に、彼にトイレに入られてしまいました。
ごく自然にトイレットペーパーの芯を持って出てきた彼は、そのままキッチンのゴミ箱にポイッ。運悪くゴミもたくさん入っている状態で、トイレットペーパーの芯が表面に見えています。
いくらゴミ箱の中に触らないようにしていても、あの状態だと私でも触ってしまうかもしれない。
ゴミ袋を交換しようにも、トイレットペーパーの芯を触るのが嫌です。彼に頼めば、気軽にいいよといってゴミ袋を交換してくれるでしょうけれど、芯に触ることは間違いありません。
トイレにあった、トイレに入った後の手で触られたトイレットペーパーの芯。わかってる、気にする必要はないとわかっている。
わかってはいるのですが、つい、聞いてしまいました。「トイレットペーパーの芯は汚くないのか?」「トイレに入った後の手で触ったものは汚くないのか?」と。
彼はもちろん、それくらい汚くない、大丈夫だと答えました。
私は普段、こういった巻き込みをほとんどしません。してもむなしいからです。
今回のことも、トイレットペーパーの芯が汚くないことは、わかっているのです。少なくとも、私のように厳重に扱わなければいけないほど汚いものではないことはわかっている。
普通の人が気にしていないことも、病前の自分が平気で触っていたことも、ぜんぶぜんぶ、わかっている。彼に汚いかを訊けば、汚くないと答えてくれることも。
わかっている通りの答えを聞くことのむなしさ。それでいて、汚いという気持ちも、不安も、消えてくれない。自分にしかわからないのだという孤独感と、自分は異常なんだという悲しさが増えるばかりです。
なので、なるべく訊かないようにしているのですが、やはり、たまに訊いてしまうんですよね。かといって、「汚い」と同調して欲しいかというと、それは彼を病的な価値観に引きこむようで、絶対に嫌なのです。
本当にもう、訊かないようにしよう。
いや、違う。訊く必要がなくなるように、早く治そう。