曝露反応妨害法では不安は下がらなくてもいい

曝露反応妨害法は、「不安にさらされて、不安は時間とともに下がる」のを学ぶ治療法だと言われてきました。

しかし最近は、曝露の最中に不安が下がるかどうかは重視しなくなっているそうです。

知らずに曝露をやると「不安が下がらないから失敗ではないか」と思ったり、「不安が下がるまで曝露し続けなければいけない」と無駄に苦しみそうなので書いておきます。

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曝露の最中には不安は下がらなくてもいい

以前は、曝露をすると不安は下がると言われていました。

そのあとの研究で、曝露をしてもその場で不安が下がらない人もいるし、下がらなくても効果に関係ないとわかったそうです。

これを知らないと、不安が下がらない=曝露の効果がないと勘違いしてしまいそうですね。

「不安は下がる」はわかりやすいご褒美だった

曝露をすると不安が下がりますよーというのは、強迫性障害の患者にとっては魅力的でした。

私も不安が下がるという言葉にはげまされて、曝露に挑戦できた部分も大きいです。

私は実際に、不安が下がるのを感じられました。

ただ、曝露を経験した人の中には、不安が下がらなかったという人もいました。

そういう人たちは曝露が合わなかったと思い、中断してしまったのではないでしょうか。

曝露反応妨害法の内容は進化している

強迫性障害を治すには曝露反応妨害法をやったほうがいいというのは、ずいぶん広まってきました。

私が曝露反応妨害法を始めたころとくらべたら、曝露ができる治療者も挑戦する患者も増えている印象です。

それにともない、曝露反応妨害法の内容も進化しているんだなと思いました。

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