実家に行くのに緊張しなくなった

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

お正月は実家に行ってきました。

電車での外出自体が数か月ぶりでしたが、行き帰りの電車で強迫観念が出ることはありませんでした。

いままでは、隣に座る人がどんな人かを気にしたり、地面に荷物を置く人たちを見て胸がドキドキしたりしていました。

もう、そういうことはありませんでした。

 

実家でも、去年までとは違って楽な気持ちで過ごせました。

あ、そうか私、もう緊張しないんだ。そういえば、実家に行く前から特に何も気にせず、心配もしていなかった。

普段の生活範囲では緊張せずに過ごせるようになったとわかっていましたが、いつもと違う行動をしても大丈夫になって嬉しかったです。

強迫性障害の最中は、電車に乗る用事があると憂鬱になっていました。嫌だな~、どうせなにかしらの強迫観念に襲われるに違いないと身構えていたのです。

いざ電車に乗ると、ちらちらと周囲を見回していました。強迫観念から身を守るのと同時に、強迫観念のトリガーを自分から探していたようなものです。

予想外の悪いアクシデントよりは、想定の範囲内の悪いことのほうがましだったから?悪いことが起こるかもと身構えているよりは、起きてしまったほうが楽だったから?

いまは、治すために何度となく自分に言い聞かせてきた「起こってから考えればいい」を、意識せずにできるようになりました。

ひさしぶりに実家に帰るという行動の中で、病前の感覚に戻ってきたことを実感できました。

家族の楽しそうな顔を見て、みんなを巻き込むことなく…一人ではどうにもならなくなる前に強迫性障害を治せてよかったと、ひしひしと感じました。

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