『薬に頼らずうつを治す方法』の感想。マンガと巻頭カラー入りでわかりやすい

『薬に頼らずうつを治す方法』を読みました。

『うつ消しごはん』の著者で精神科医である藤川徳美先生の新刊です。

今回はマンガが入ってよりわかりやすい本になるとのことで、楽しみにしていました。

マンガだけでなく巻頭カラーがついていたり、本文もまとまっていて、とても読みやすかったです。

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『薬に頼らずうつを治す方法』の内容

心が疲弊している患者さんの血液を調べると神経伝達物質の材料となる鉄分とタンパク質がからっぽなのです。

心がつらいのも不安につきまとわれるのも落ち込みから抜け出せないのもただ、栄養が足りていないだけ。それを足せばいいだけです。

今日から、今から、自分で始められます。

目次

  • 巻頭カラー ひと目でわかる!うつと栄養、どんな関係?
  • 第1章 栄養が足りないとうつになる理由
  • 第2章 マンガで分かるうつを治す方法
  • 巻末 藤川医師が治療に使っているサプリ
    フェリチン測定が可能な医療機関と医師一覧

内容は『うつ消しごはん』と大きな違いはありません。

が、とてもわかりやすく、読みやすくなっています。

巻頭カラーの「うつと栄養の関係」が見やすい!最初にしっかりと、栄養がどういう役割なのかがわかります。

続いて、第1章は本文というか詳しい解説。1つのテーマが見開き2ページでおさまっており、約50ページとコンパクトにまとめられていました。

第2章はマンガを中心とした症例集。患者さんが藤川先生の治療のもとに、どのようにして治っていったかが書かれています。

巻末のサプリも写真つきです。ただ、1刷目はサプリの量に誤植があったとのことで正誤表がついており…。

大事な部分なので残念でした。2刷目からは修正されるそうです。

強迫性障害の患者さんは治療にも真面目

マンガの症例には強迫性障害の患者さんも登場していました。

私も強迫性障害がひどいころから、栄養療法を知っていればよかったなあ…。

藤川先生いわく、強迫性障害の人は治療も真面目にやるから効果が出るとか。たしかに私もけっこう真面目に取り組んでいますね。

強迫的にならないように、楽しんで、時には手を抜きつつやるように心がけています。

『薬に頼らずうつを治す方法』の感想

全体的に、本を読むのがつらい人にも優しい本になっていると感じました。

タイトルの「薬に頼らず」というのは強すぎる言葉だと思います。藤川先生はお医者さんだから薬も使われますし、正しくは「薬”だけに”頼らず」ですかね。

個人的な好みとして、表紙の藤川先生のイラストはかわいかったのですが、マンガの絵はいまいちでした(笑)

『うつ消しごはん』とどちらがいいかと言うと…。

はじめて藤川先生の本を読む人には『薬に頼らずうつを治す方法』、しっかりと理解したいなら『うつ消しごはん』『メガビタミン健康法』かな。

『薬に頼らずうつを治す方法』は、家族や友達とお茶を飲みながらパラパラと見せるのにもいいなと思いました。

私も『うつ消しごはん』を取り入れてみて、栄養でこんなに変わるのかと驚きましたし、元気が出て活動できる時間が長くなりました。

うつ病までいかなくても疲れを感じていたり、なんだか体がつらい、人より体力が無いと思っている人にも読んで欲しいです。

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