水曜日夜10時のフジテレビのドラマ「無痛~診える眼~」に、鬱と強迫性障害を抱える南サトミ(浜辺美波さん)が出るので見てみました。
教師一家惨殺事件の容疑者ということですが、1話目ではまだ容疑者扱いはされていませんでした。病気にも触れられていません。
南サトミの出演シーンから読み取れたこと。
- 金髪。パーカーのフードをかぶっている。素足
- 病院の廊下に座ってスケッチをしている
- 絵は被害者家族が殺されたときのもの
- LINE風のスマホアプリごしに臨床心理士さんと会話している
- 臨床心理士さんに「早く行こう」と促すなど自分から意思表示はする
- 一家惨殺事件について「あたしが殺したの」と発言
これらの状況から、強迫性障害の中のどんな症状なのか、もう一度考えてみました。
まず、素足なので不潔恐怖はなさそう。確認、不完全恐怖、縁起恐怖なども、行動をためらう様子がないので可能性が低い。
前回は「加害恐怖は真っ先に除外」と書きましたが、自分が容疑者だと発言しているあたり、やっぱり加害恐怖という設定なのかもしれません。
加害恐怖だったら「殺したかもしれない」という不安はあるものの、「殺した」と言い切らないのではないかとも思うのですが、どうなんでしょうね。
自分が殺したと思い込んでいたら、それは妄想=統合失調症になりそうなので、「自分が殺したようなもの」という罪悪感を抱えているケースかも。
そう考えていくと、やっぱりどの強迫性障害なのかわからない!
あと特徴的なのは、スマホアプリごしにしか会話していないという点ですね。対人恐怖症を思わせる行動ですが、臨床心理士さんとは見つめ合うシーンもありましたし、いつも病院の廊下にいるのは不自然です。
あれこれ考えると、強迫性障害に深い意味はないのか?と思ってしまいますが、わざわざ「強迫性障害」の役にしているということはストーリーに絡んでくるはず。ただ、一家惨殺事件は「無痛」全編をとおしての事件なので、謎があきらかになるのはもっと先かもしれません。
ドラマとしてもおもしろそうなので、見続けたいです。