バッグを地面に落としたり尿が手についたりと、ハプニング続きです。調子が悪いのだろうと思われるかもしれませんが、実は強迫性障害が良くなった、治ってきたと感じています。
強迫観念が弱くなった
強迫性障害の悪化時には、不安が強いのでものすごく気を付けて行動していました。ハプニングが起こるというのは要するに油断しているわけで、油断できるほど強迫観念が弱くなっているのです。
ハプニング…恐れていたことが起こったときに沸き起こる強迫観念も弱くなりました。
バッグを落とした時は、動揺しつつそのまま肩にかけられました。尿が手についたときは、やっちゃったと思いつつすみやかに手を拭いて洗えました。
両方とも、悪化時には「どうしよう!?」と考え込んでフリーズしていた状況です。フリーズしていたのは、どうしたらいいかわからないというよりも、間違った処理をしてしまったらどうしようという不安だったのでしょう。
それがいつの間にか、動揺したりがっかりしながらも淡々と処理ができるようになっていました。ハプニングが起こるまで、自分がそんな段階になっていることに気がつきませんでした。
そうか私、大人になったのね…じゃなくて(笑)、ずいぶん治ってきていたのねという驚きがありました。
強迫観念が長続きしなくなった
強迫観念が弱くなったのにつれて、長続きもしなくなりました。
バッグを落とした日は、夜になっても恋人に「なんでバッグを落としちゃったんだろう…」なんてつぶやいて、「まだそんなこと言ってるの!?」と言われたりはしたのですが。
まあそれは、彼がいたので出た甘えもあると思います。次の日は「落としちゃったものは仕方ない、洗おう」というレベルに落ち着いていました。
尿が手についたときは、その瞬間は「がーん」という感じでしたね。でももう寝る前だからさっさと洗おう!と洗い始めたら、思ったよりも手早く済みました。普通の人よりは長いでしょうけれど、恐れていたよりはだいぶ短かったのです。
私は汚いものに触って手洗いをしたときに、洗って拭いたあとにまた洗いなおしてしまうことがたびたびでした。その症状も出ませんでした。
じわっと汚い気持ちを抱えたままで、もう寝ちゃおうと思えました。
翌朝、目覚めてまもなくは「おしっこに触っちゃったなー」と少しくよくよしました。でも昼頃には「もう終わったことだ」と、どうでもよくなって流せていましたね。
2つとも、悪化時には翌日は寝込んだり、3日から1週間くらい引きずっていた案件(笑)だと思います。両方とも翌日にはごく軽い気持ちになっていたのがびっくりです。
とはいえ、まだまだ残っている強迫行為はあります。
ただ最近、強迫行為をしている間にあまり苦痛を感じないのですよね。強迫観念が弱くなったのか、強迫行為が習慣になったからなのか、負担ではなくなってきています。
これは良いことなのか悪いことなのか、どちらなのでしょう。
どちらにしろ強迫行為をやめることが大切なので、引き続き減らしていきたいです。