強迫性障害で苦手な食べ物と変な食べ方

強迫性障害で唾液が怖いと、どんな強迫行為があるか。

私は唾液はもちろん口の中に入れたものも怖いので、苦手な食べ物があります。

基準としては、唾液の汚れが広がりそうかどうかです。

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強迫性障害でかじる食べ物が苦手になった

強迫性障害で苦手になった食べ物は、手に持って食べる・かじる食べ物です。

ハンバーガー、おにぎり、アメリカンドッグなど。

かじった状態=唾液がついた状態が怖く、なるべく手に持っていたくありません。

ハンバーガーはかじった部分に包み紙や口のまわりの肌がついてしまうのも怖いです。

包み紙がつかないように、紙を外側にめくって食べています。

菓子パンやシュークリームを袋からちょっとずつ出しながら食べるのも苦手で、完全に出して食べます。

とはいえ避けるほどではなく、食べるときにすこし緊張する程度です。

食べたくないのは骨付き肉、かに、貝、枝豆といった手を使うもの。

手羽元や手羽先など病前はよく買っていましたが、強迫性障害になってから食べなくなりました。

でも、クリスマスに食べるような骨付きの鶏もも肉は大好きなので、年に数回がんばって食べています。

好んで食べないけれど、食べられなくはない程度です。

食べこぼしが怖くて割ったりちぎって食べる

強迫性障害になってから食べ方も変になりました。

かじるときに手に口がつくのも嫌だし、食べこぼしにも気をつけています。

なるべく一口で食べたり、お箸や口をつけた部分に触れないようにします。

大きいものを無理やり一口で食べて、恋人に驚かれることもありました。

クッキーやおせんべいなどは、一口サイズに割って食べます。

口に入れるときは指が唇につかないように、ちょっと上を向いて口の中に落とし入れるようにします。

フライも気をつかいますね。一人で食べるときは、コロッケやメンチも食べはじめる前にぜんぶ割ります。

食べこぼしがボロボロとテーブルに落ちると、それも唾液の汚れだと思ってしまいます。

悪化時には、ほんの小さな食べくずや衣が落ちただけなのに絶望的な気持ちになって、最低3回は拭かずにいられませんでした。

いまは1~2回拭くだけに減らしましたが、割って食べるのは続けてしまっています。

お箸や口をつけたところに触りたくない

割る以外にも、食べる前に処理をしてから食べるものはあります。

魚の骨や海老のしっぽ、果物の種など。

特にお寿司の生海老は生ものに触りたくないというのもあるので、ネタをはずして箸だけでしっぽを取ります。

時間がかかるしみっともないですから、人前ではできませんね。

果物の種はカットするときに取りますし、スイカやオレンジにかぶりつく食べ方はできません。

口の中に入れてから取りそこねた種に気がつくと、口から出したくないので噛みくだいて飲みこんでしまいます。

ただ、 魚の小骨やさくらんぼのタネはさすがに出すので、絶対に口から出せないわけではないです。

食事中は割り切りながら気をつけている

とはいえ、食事中は割り切って、あまり気にしないようにしています。

食事はかじる作業の連続。さすがに一口ずつ、唾液がついた!と考えていられません。

たとえばパンは「かじる」に当てはまりますが、お皿にのせて、食べくずもお皿に落ちるようにして食べるのであまり気にしません。

ハンバーガーやクッキーもそうすれば?という話ですけれど、必要ないのにお皿を使うのは強迫行為に感じます。

あと、お箸、フォーク、スプーンをお皿に置くときには気をつけています。

口を入れた部分をお皿のふちにつけると、お皿を持つときに汚れが広がるので、先っぽは中のほうに入れます。

お箸やカトラリーを落とすと、ああ、やっちゃったーとへこみます。

強迫性障害での変な食べ方は治したい

なんか、いまはあまり避けていることはないと思っていたのに、書いてみるとけっこうありますね。

もっとある気もしますが、深追いするといろいろな矛盾に気がついて強迫行為が増えそうなのでやめておきます。

いまは癖が残っている感じで、強迫行為というほどじゃないのかもしれませんが…。

人前ではやらないものが多いとはいえ、一人のときはけっこうやっていることが多くて反省しました。

やらなくても我慢できる行為は、やめられるものから意識してやめていきます。

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