恐れていたことパート…いくつかわかりませんが、とにかくこれまた恐れていたことのひとつである「尿が手につく」体験をしました。
しましたと言っても、もちろん進んでしたわけではありません。
トイレで尿が手についた
いつもどおりトイレに入って用を足して、いつもどおり拭いていたつもりなのですが、気がついたら人差し指の先が少しぬれていました。
えっ、これ、尿がついたのでは!?と思ったのは一瞬のこと。!?も何も、トイレで拭いているときなのですから、それはもう間違いなく尿が手についたのです。確定です。
強迫性障害の錯覚がリアルすぎるで、尿が手についた錯覚があると書きましたが、実際に手につくとはっきり違いがわかりますね。
愕然として、あーと思って、とうとうやってしまったかと思いました。
お酒を飲んで寝る前だったので、けっこうぼけーっとしていたのですけれども、一気に頭の中がシンと冷えた感じがしました。パニックにはならず、意外と冷静でした。
尿が手についたあとの手洗い
トイレットペーパーでぬれた指を拭いて、トイレを終わらせました。汚れた指が洋服につかないようにして服を整えます。
そして手洗い。
まずは汚れた指だけを水で流しました。流した水が手洗い器の中に広がらないように、汚れを含んだ水の輪が小さく済むようにそっと、でもしっかりと流しました。
次に石鹸で汚れた指だけを2回洗い、そのあと手全体を2回洗いました。手全体を2回はトイレ大をしたあとの手洗いと同じで、それよりは少し丁寧にしました。
以上で終わりです。手洗いは5分くらいだったでしょうか。
手を拭いて、部屋に戻っていろいろと触るのは怖かったです。
でももう私は、何度洗ってもこの気持ち悪さは消えないのだと知っています。長く洗ったらあとで余計に辛くなることも。
安心するための行動や思考はしてしまう
とはいえ、やはり不安を抑えられず、尿が手についた場合に手洗いはどれくらいするべきか検索してしまいました。
手洗いを短くする過程で「手を洗っても汚いまま」と受け入れたつもりでしたが、実際に汚れると恐怖度が強いです。
検索したところで、すでに手洗いは済ませてパソコンのキーボードを叩いているのですから、洗いなおすことはできません。十分すぎる手洗いをしたことはわかっているので、洗いなおすつもりもありません。
調べた結果、ほとんどの人は少し丁寧に手洗いはするとのこと。丁寧にと言っても石鹸で1回が多く、中には水洗いで時間を長くするだけという人もいました。
あと、私は不潔関係の不安が出たときには、もしも子育てをしていたらこれくらい日常なんだからと思うようにしています。
おむつ交換やトイレトレーニングをしていたら、子供のおしっこを処理して手洗いしてすぐ別のことをしなければいけませんよね。お母さんたちが頑張っていると思うと励まされます。
認知行動療法の曝露反応妨害法では、大丈夫だと思ったり安心したりも「不安を打ち消す行為」なので、してはいけないそうです。
でもまだ、してしまうんですよね~。
いまのところは強迫行為を短くすることが一番大切なので、それができれば良しとしています。