ずいぶん長く、ブログの更新をしていませんでした。
何をしていたかというと、スマホゲームのポケモンGOをしていました。ポケモンGOを始めてから強迫性障害がさらに良くなり、現在も継続中です。
ポケモンGOは外出できる程度の不安障害には良いと思う
ポケモンGOは外に出て歩くゲームなので、うつ病や不安障害を改善するという意見があります。強迫性障害も不安障害の一種です。
で、私の場合ですが。ポケモンGOをするようになってから、強迫性障害の症状が軽くなりました。
ただ、その前段階として、外出できるところまで改善していたというのがあります。
ほぼ寝たきりのときにポケモンGOがスタートしても、遊ぶ気になれたかどうかはわかりません。
ポケモンGOが強迫性障害の私に有効だった点
ポケモンGOをしてみて、強迫性障害にいいと思ったのは以下の点です。
外に出る
ポケモンGOは街にいるポケモンを捕まえるゲームなので、外に出る動機付けになります。
不潔恐怖の私は外と内を分けてしまっていましたが、外出が増えることでだんだんと境界が薄れてきました。
外ではスマホを防水ポーチに入れたまま使うことが多かったのですが、ポケモンが捕まえづらいので外でも直に触るようになりました。
楽しく歩く
ポケモンやアイテムを手に入れるために歩きます。だいたい2時間くらいでスマホの電池がなくなって終了となり、歩き回る時間としてはちょうどいいです。
最初のうちは翌日に寝込むくらいぐったりしましたが、慣れてからは少し疲れる程度になりました。
新しい場所に行く
ポケモンGOはたくさんの種類のポケモンを集めるゲームです。まだ持っていないポケモンを捕まえるためには、いろいろな場所に行く必要があります。
私は外出はできるようになっていたものの、慣れている場所(というか安心できるトイレがある場所)にしか行きたくなかったのですが、ポケモンが欲しくて行ったことがないところにも行くようになりました。
適度な作業がある
難しいゲームではありませんが、ポケモンを進化させるために数を数えたり、ポケモンの強さをチェックしたりします。適度にやることがあるのは、強迫性障害にとっていいと思います。
ポケモンGOは捕まえたポケモンが図鑑に登録されます。私は数や完璧にこだわる面があるので、図鑑を埋める作業が心地よいです。
諦めが身につく
捕まえたポケモンには優劣と技の違い、つまり当たりはずれがあります。当然、当たりばかりが手に入るわけはなく、「完璧」にこだわるのを壊す効果があります。
がんばって手に入れたポケモンがはずれだと悲しいし、完璧なポケモンが欲しい気持ちはあります。でも、完璧じゃなくてもポケモンはかわいいし、がんばったから愛着もあるし、受け入れられるのですよね。
不完全強迫がひどい状態だと、完璧なポケモンを追い求めてしまうかもしれません。
ポケモンGOで出歩くことが曝露になる
出歩くようになって、いろいろとハプニングもありました。強迫観念が強く出たことも乗り越えられたこともありました。
一番大きかった変化は、体力がついて元気になったことです。
あと、限定的ではありますが公園のベンチに座ったり、最近では自転車にも乗れるようになりました!
ハプニングとしては、ずっと避けていた男女兼用のトイレに入り、そのトイレの手洗い器が最悪だったり…。にわか雨でずぶ濡れになって強迫全開になったりもしました。
まだ残っている強迫行為はありますが、ポケモンGOという時間をつかう対象ができたことで、強迫に使う時間がぐっと少なくなりました。
私はポケモン世代ではないのでポケモンには馴染みがなく、あまりにも話題になっているのでやってみただけでした。それが、こんな風に強迫性障害が良くなるとは驚きです。
これから寒くなるので外出が辛くなりますが、このまま調子よく過ごしたいです。