強迫性障害のモデリングには「スリ真似」が参考になる

強迫性障害が治った過程を振り返って効果的だったと思うのが、「強迫性障害が治ったつもりで行動する」ことです。

これは、強迫性障害の治療法のひとつであるモデリングのようなもの。

モデリングの方法は、前に読んだダイエットのコミックエッセイ『スリム美人の生活習慣を真似したら 1年間で30キロ痩せました』が参考になりました。

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強迫性障害の治療法「モデリング」

モデリングとは、何かをお手本にして同じように行動をすることです。強迫性障害の曝露反応妨害法でも使われます。

たとえば不潔恐怖症の場合、患者が触れないものを先に治療者が触ってみせて、次に患者に触るように促します。

前にテレビで見たときには、階段の床に手をつきながら登ったりしていましたね。

私にはお手本がいないので、「治った自分」「こうできたらいいと思う自分」をお手本にしました。

モデリングのやり方は「スリ真似」が参考になる

モデリングを知ったとき、「スリ真似」もモデリングだったんだ!と思いました。

「スリ真似」というのはコミックエッセイ『スリム美人の生活習慣を真似したら 1年間で30キロ痩せました』の略称です。

発売当時も話題になった本なのですが、発売から5年たったいまでもAmazonのダイエットランキングに入って売れ続けているんですよ。

「スリ真似」は「美人になったつもり」で生活するというダイエット。常に「美人ならどうするか」を考えて行動するという、美人をお手本にしたモデリングなんです。

「美人」という明確な理想のモデルがあるので、わかりやすいです。

強迫性障害の私の理想は治ることでした。だったら治った自分を思い描いて、その通りに行動すればいいと思ったわけです。

もちろん強迫観念があるので、なんでもすみやかに行動に移せたわけではありません。

でも、迷ったときに「こうすればいい」というお手本があるのは心強かったです。

強迫性障害の最中は、何が普通かわからない、何をどのくらいすればいいのかわからないと混乱していましたが。

自分はどうなりたいのか?を整理することで、少しずつ治った私に近づけました。スマホでもパソコンでも紙でも、目標やそのときの気持ちを実際に書き出してみるとよかったです。

続編の『もっと! スリム美人の生活習慣を真似したら リバウンドしないでさらに5キロ痩せました』も参考になります。

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