強迫性障害*不潔恐怖症を治すまで -ブログ

強迫性障害の不潔恐怖症(潔癖症)を認知行動療法で治すまでのブログ。ほぼ治った寛解状態になりました

強迫性障害を治すためにワーキングメモリを鍛える

      2018/07/06


認知矯正療法は強迫性障害にも効果的かもしれないで書いた認知矯正療法に使われるコンピューターゲームは、ワーキングメモリ(作業記憶)を鍛えるものであるように思いました。

私は強迫性障害はワーキングメモリを低下させていると思っているので、スマホアプリで脳トレをしています。あまりみっちりはやっていなかったので、改めてちゃんとやりたくなりました。

ワーキングメモリとは

ワーキングメモリ(作業記憶)とは、会話や計算、読み書きの最中に一時的に記憶を保持しておいたり、計画を立てたり、必要な情報を選択する能力です。

たとえば、会話をしているときに相手が言ったことを頭に入れて、適切な返事を考えますよね。その「頭に入れておく」のもワーキングメモリの働きのひとつです。

パソコンやスマホでも、作業領域のことを「メモリ」と言いますが、それと同じようなものです。スマホで複数のアプリをいっぺんに立ち上げていると動作が重くなるので、使わないアプリを終了させますよね。

ワーキングメモリもそれと同じく容量に上限があります。

ワーキングメモリも強迫性障害で活発になる部分も脳の前頭連合野

『ホンマでっか!?TV』でおなじみの澤口俊之さんのブログには、ワーキングメモリについて以下のように書いてあります。

【06/10/29】だから科学者はやめられない (脳科学者はかく稽ふ)
ワーキングメモリは前頭連合野(前頭前野)の中心的な機能で(例のHQでの中心的機能でもある),実生活では学力や「社会的成功」に深く関係している。老化で真っ先に衰えるのもワーキングメモリで,例えば「知ってるはずなのに思い出せない」というのはワーキングメモリの衰退の現れの一つである。

<中略>

ワーキングメモリを伸ばす方法論を私たちは既には開発しているが,この最近の研究で,成人で伸ばす非常に簡単な方法を見つけたのである。これだけでも感動したが,もっと感動したのは,ワーキングメモリ能力が高まると,ワーキングメモリの中心的脳領域(前頭連合野)がより活性化しなくなるという発見である。

「知ってるはずなのに思い出せない」という言葉を見たときに、それって強迫性障害のことだ!と思いました。

記事の下のほうにあるワーキングメモリ能力の向上前と向上後の脳の図を見ると、向上後の脳は前頭連合野が活性化しなくなっています。

強迫性障害の人は脳の前頭連合野の中の前頭眼窩野などが活発になりすぎます。ワーキングメモリで使う部分と近く、関連があるように思えるのです。

強迫性障害になってワーキングメモリが衰えた

強迫性障害とワーキングメモリが関係あると感じたのは、料理などの同時作業ができなくなったからです。同時作業もワーキングメモリ能力です。

私はもともと、同時に複数のことをするのが得意でした。

料理って、何品かを同時進行で作りますよね。主菜と副菜と汁物をできあがりの時間に合わせてぴったりと仕上げるというのは、難なくできることでした。(まあ、できる人は多いと思いますが)

それが強迫性障害になってから、まったく頭が働かなくなり、すごく時間がかかるようになりました。

不潔恐怖のために材料の洗浄や手洗いが増えたとはいえ、それまで1時間で作っていた献立に2時間以上かかったときには情けなくてたまりませんでした。

 

また、そのときは重視していなかったのですが、ラジオが聴けなくなりました。

病前は、ラジオを聴きながら仕事をしたりネットサーフィンをしていました。しかし、強迫性障害になってからは常に頭がパンクしそうで、とてもラジオを聴く余裕はなくなりました。

考えてみればラジオはいろんな情報を流してます。その情報を頭に入れながら作業をするというのも同時作業だったんですね。

ワーキングメモリの鍛え方と使っているアプリ

ワーキングメモリを鍛えるためには以下のようなことが効果的だそうです。

  • 暗算する
  • メモを取らずに覚える
  • 音読をする、新しい歌を歌詞を覚えながら歌う
  • 料理や家事など複数の作業を同時進行する

また、有名なもので「Nバック課題」があります。画面に表示される文字や計算問題を覚えて、N個前は何だったかや計算の結果を答えるものです。

私はAndroidアプリの「Nバック計算」と「Memorado」と「脳トレ・記憶トレ」をやっています。

「Nバック計算」はあまり楽しくありませんが、一番頭を使っている感じがします。「Memorado」と「脳トレ・記憶トレ」はデザインも綺麗で色や図形の問題なので楽しいです。

「Memorado」は少し進むと月額料金がかかるので、無料の範囲でやっています。「脳トレ・記憶トレ」は英語表記ですがゲームのルールはなんとなくわかりますし、無料版でもたくさんのゲームができます。

がっつりやりたい人は、澤口俊之さんが監修したパソコン用ソフト『Do you 脳? 脳力道場』もあります。AmazonのPCソフト「能力開発」ランキングで10位と売れているようです。

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