バク先生の本『生きづらいがラクになる ゆるメンタル練習帳』を読みました。
バク先生はTwitter「バク@精神科医」というアカウントで発信されています。ご自身も発達障)であり、うつや休職などを経験されているそうです。
当事者と精神科医の立場から、生きづらさを抱えている人に「こうしてみたらどうかな?」とやさしくアドバイスをくれる本です。
バク先生のTwitterはこちら。
@DrYumekuiBaku
『生きづらいがラクになる ゆるメンタル練習帳』の内容
生きづらさの悩みの当事者であり、また精神科医として日々患者さんに向き合う中で気づいたこと、感じたことをもとに、生きづらい世の中を、それでもなんとか生き抜いていってもらうために必要な考え方の切り替え、行動や習慣についてのアドバイス!
世間で生き続けることが「しんどい、つらい」と感じる人が、なんとか世間と折り合いながら自分を貫き、才能や能力を発揮できる自分になるために、ツイッターで大人気の精神科医が、心がスーッとラクになり、気分が前向きになれる精神安定剤をお届けします。
水色をアクセントにしたやさしいデザイン。大切なところにはマーカーが引かれていて読みやすいです。
生きづらさの原因となる考え方をあげて、違う方向からの視点や生きやすくするためにはどうしたらいいかが書かれています。
こういう本は「それができない」となりがちですが、「できないことは、とりあえずは放置でいい」「やれそうな何かを探してみてください」とのこと。
目次を見てできそうなものがあれば試してみる、いまは試せなくてもちょっと覚えておくくらいの感じでいいと思います。
『生きづらいがラクになる ゆるメンタル練習帳』の感想
精神科の先生だけあって、あれもできないこれもできないという患者さんに向きあっているかのような本です。
そのうえで、言い訳をやさしく横におき、あれはどう?これはどう?と提案してくれます。
すでに知っているものも多いですが、バク先生ならではのハッとするものもありました。
特に以下の3つが心に残りました。
- 自己否定して「何かした気分」になるのは止めましょう
- 「自分を変えること」を損得勘定で考えて止めてはいけない
- あなたに与えられた条件で、今よりマシになれる方法を探す
ぐさっとくるものもありますが、本質を突かれたからこその痛みですね。
『ゆるメンタル練習帳』というとおり、自己啓発や向上心にあふれたキラキラした本ではなく、こうしたほうがラクになれるよというゆるいヒントが集められています。
考えがぐるぐるまわって行き詰ってしまう、苦しさから工夫してぬけ出したいという人におすすめです。
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