前回の記事で、宅配便に対する強迫が良くなったことを書きました。
宅配便のダンボール箱は汚いけれど、大丈夫になってきた
あら、なんだか私、調子がいい?このまま地面の汚れに対する強迫を治せるかも?そんな風に考えていたのですが。数日後に、あっさりとくつがえされました。
スーパーのレジでお会計をしていたときに、キーホルダーを床に落としてしまったんです…。お財布をバッグから出そうとしたら、キーホルダーが一緒にひっかかったんですね。
お店の床であっても、靴で歩くところはすべて地面と同じです。でも、お金も払わなくてはいけないし、後ろに人も並んでいるし、拾わないわけにもいきません。
一瞬、拾うのをためらいました。すぐそばの荷物を入れる台にビニール袋があります。1枚もらって、ビニール袋ごしに拾おうか?
すぐにその考えを打ち消して、素手で拾いました。
曝露反応妨害法のチャンスだと思って、落としたキーホルダーをそのままバッグにしまおうか?そんな考えも浮かびましたが、残念ながら、そちらもしおしおと消えてしまいました。
キーホルダーに触った部分の手は使わないようにして、支払いと袋詰を済ませました。手にキーホルダーを持ったまま帰り、家に帰ってから手とキーホルダーをよく洗いました。
うーん、地面に物を落とすのは、まだだめか…。
地面は試着と同じように、覚悟を決めて、曝露反応妨害法に取り組まないといけないかもしれません。
ただ、今回のことで良いことが一つ。そもそも、地面に物を落とすほど外で気を抜けるようになったのは、強迫性障害が良くなってきた成果かなと。
悪化時は、地面に物を落とすことを想像するだけでも怖くて、もしも落としたら、自分はパニックになると考えていました。荷物をギュッと握りしめて、バッグから物を出すときにも落とさないように、ものすごく気をつけて緊張していたのです。
なーんにも考えずに財布を出して、物を落としたというのは、進歩でもあります。