2018年7月1日(日)のフジテレビ『ザ・ノンフィクション シンデレラになりたくて…2018~前編~』を観ました。
特に観るつもりはなかったのですが、この日は暑くて出かける気になれずだらだらしていたら、整形の特集だったので興味をひかれました。
私は整形したいと思ってはいませんが、どんなものなのかなーという好奇心はあります。
思いがけず、強迫スペクトラム障害の醜形恐怖症(身体醜形障害)のような人も出てきて見入ってしまいました。
『ザ・ノンフィクション シンデレラになりたくて…2018~前編~』の内容
湘南美容クリニックが開催している「整形シンデレラオーディション」のお話。
「整形シンデレラオーディション」は、整形した人の中からグランプリを選ぶコンテストです。
セミファイナリストに選ばれると無料で整形手術をしてもらえます。
さらにファイナリストはファッション&音楽イベント「GirlsAward 2018 SPRING/SUMMER」に出演。そしてグランプリを獲得した人は300万円の賞金が貰えるとのこと。
番組では、セミファイナリストの中から3人の女性を取りあげていました。
顔にコンプレックスを持っているのはもちろん、みなさん離婚家庭だったりいじめを受けていたりと困難を抱えているようす。
整形で変わりたいという気持ちがうかがえました。
マスク依存症のままでは整形できない女性
気になったのは、マスク依存症の赤井田 未波(あかいだ みなみ)さん。すでに目を整形済みで、とてもかわいい人でした。
高校2年生のときに目を整形したことで、いじめを受けて中退しました。マスクを取れず、家からもなかなか出られなくなっています。
整形前のカウンセリングで、マスクを外せない・外に出られないから整形したいと言う赤井田さん。
医師は厳しい顔になり、整形をしてはいけない人がいると話します。それは、整形の目的が別の問題解決になっている人。
外出できないのは顔の問題ではないので、次のカウンセリングまでに解決できないと整形できないと告げました。
私はへええー!と感心しました。整形にそんなルールがあるとは知らなかったです。
整形したい人は多かれ少なかれ、顔だけでなく人生を変えたいと思って整形するのではないでしょうか。
彼女の場合は、あきらかに心に問題を抱えているので指摘されたのかもしれませんが、ちゃんと精神面にも気を配っているのですね。
外に出られるようになって整形へ
赤井田さんは整形したい一心で外出の練習を始めます。
はじめは家の敷地内から道路へと踏み出すこともできません。近所を出歩けるようになっても、人が向こうから歩いてくるとさっと傘のかげに隠れたり、思いっきり挙動不審です。
私も強迫性障害の悪化時には挙動不審だったので、以前の自分を見ているようで身につまされました。
赤井田さんはがんばって、コンビニで買い物をできるようになりました。
医師との約束のカウンセリングの日には、一人で病院まで行けたのです。
雨が降っていたのですが、いままで黒い傘を使っていた彼女が透明のビニール傘であらわれたのはすごいと思いました!
手術は口元の大手術だったために、顔がパンパンに腫れてしまいます。
彼女は痛い痛いと言いながら、手に入れたいもののためには痛い思いをしなくてはならないことがわかったと話していました。
理想の顔を手に入れるために努力して、痛みが必要だということを受け止めている姿勢がよかったです。
人は目標があって変わりたいと思えば行動できるんですね。
整形は強迫行為と同じに思える
気になったのが、醜形恐怖症のような人たちが整形手術をして、そこで終われるのか?ということです。
強迫性障害でいうと整形は強迫行為と同じで、一度やったらキリがなくなってしまうのではないでしょうか。
赤井田さんも目は整形済みなのに、今度は口元が気になっていたのですから。
マスク依存症と外出恐怖を治したのは本当にすごいですが、短期間で解消できたと判断して整形をしていいものか気になりました。
まあ、彼女の場合はセミファイナリストになって思う存分に整形手術を受けられたでしょうから、ここで終わりになるといいですね。
後編は7月8日(日) 14:00~14:55放送予定。楽しみです。
ザ・ノンフィクション – フジテレビ
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