唾液が怖いのに飲み物を服とバッグにこぼしたのあと、今度はスープを口から吹き出しました。
唾液が汚いという強迫観念に続けて向きあうはめになり、へとへとになりました。
わかめスープにむせて口から吹いた
パソコンの前でわかめスープを飲んでいたら、わかめのかけらがピタッと喉にくっつきまして。
あっ、これはやばいなと思った直後に、口から盛大に吹き出しました。
一瞬のできごとでしたね。
左手にスープカップ、右手にスプーンを持っていたため、口を押えることもできませんでした。
パソコン画面を守る意識はかろうじて働き、顔を横にそむけたのですが…。
パソコンデスクの一部とその横の床スペース、ざっと1.5畳くらいの範囲にスープが飛び散り、ひどい状況になりました。
量も範囲も人生ではじめての多さ。
あまりの惨状を受けとめきれず10秒くらいフリーズしました。
そのまま現実逃避したい気持ちに駆られましたが、漫画本にもかかっていたのですぐ拭かなくてはというのと、乾いたら掃除する範囲がわからなくなる心配から動きだしました。
唾液が混じったスープの汚染
前回、ペットボトルのお茶をこぼしたときは、飲もうと口をつけた瞬間でした。
唾液が混じったとは思ったものの、お茶も唾液もたいした量ではありませんでした。
今回のスープは完全に口の中に入れたものだったので、嫌悪感が大きかったです。
唾液とほぼ同じように感じました。
口から吹いたスープの洗浄行為
まずスープカップをキッチンに持っていきました。汚れた床を踏まないと通れませんでした。
パソコンデスクの上の物で汚れたのは、ハンドクリームやリップクリームといった小物とリモコンと漫画本。
小物は洗って、リモコンと漫画本は拭きました。漫画が紙なので洗えなくてつらかったです。
床に置いてあったもので汚れたのは、マッサージクッション、洋服、掃除機、小型ストーブ、たたんである電気カーペット。
マッサージクッションはカバーがついていたのでカバーをはずして洋服と一緒に洗濯。電気製品は拭きました。
壁のクロスはあまり拭くと傷んでしまうし、あっという間に乾いたんだかしみ込んだんだかわからなくなるしで、3回拭いたところで諦めました。
たいへんだったのはカーペットです。床全面に敷いてある洗えないものなので、ひたすら拭きました。
カーペットってすごく拭きづらいんですよね。摩擦で拭いている布が丸まっちゃう。
広範囲をちまちまと丁寧に拭かなくてはならなくて疲れました。
汚れが足の裏をとおして広がる気がする
拭く布を濡らしに行くのに汚れた床を通らなくてはなりませんし、足の裏にも汚れがついたのにその足であちこち移動しなくてはなりません。
キッチンや洗面所にも汚れが広がったように感じました。
カーペットをある程度拭いたところで靴下を履きかえて足を洗いましたが、歩いただけのキッチンや洗面所の床は拭きませんでした。
そのころにはもう疲れきっていたのです。
冷静に振り返ると、もしこれが唾液ではなく吐しゃ物とかだったら、絶対に踏まないように気をつけたはずですよね。
何かを汚れの上にのせて、その上を歩くとか。
それをせずに、ちょっとくらいいいかと踏んで歩き回ったのですから、唾液を汚いと思っていてもそこまでではなかったのでしょう。
強迫性障害の洗浄は肉体的に疲れる
そんなこんなで納得するまで洗浄行為を終わらせるのに1時間ちょっとかかりました。
本当は1時間で「1時間も掃除をしたんだから十分だよ」と1回やめたのですが、少し休んだらまた拭きたくなって10分くらい追加してしまいました。
掃除をしながら何度も泣きたいと思ったのに、涙は出てきませんでした(笑)
しばらく気持ち悪さは続きましたし、最近ではめずらしく、くよくよと数日ひきずりました。
ふたたび床に物を置くときは緊張しました。そして、それが合図のように、そのあとは気持ち悪さがやわらいでいきました。
今回も強迫性障害っぽい洗浄になってしまいました。
じゃあどこでやめるのが正解だったかというと、わからないのですよね…。
とりあえず、何度も何度も繰り返すことはなかったのでよしとします。
それにしても、私は同じ恐怖対象のハプニングに続けて遭遇することが多い気がします。
強迫性障害の神様がいるのでしょうか?だとしたらすごくスパルタですね。
次の日は腕がばっちり筋肉痛になっていました。