強迫性障害でのハプニングにあったとき、セルフ認知行動療法でコラム法をやることがあります。
強迫性障害にはコラム法だけでは効果がなく、曝露反応妨害法が必要。
とはいえ、曝露をする一方でコラム法もやるのはアリだと思います。
注意点は、コラム法を強迫観念には使わない。汚いかどうかの検証ではなく、ハプニングでのストレスをやわらげる目的が多いです。
というわけで、前回の立ちションに遭遇したことへのコラム法をやってみました。
セルフ認知行動療法・コラム法をやってみた
できごと
自転車で公園に行く途中に男性の後ろを通ったら、男性が立ちションをした。
気分
- 嫌悪 60%
- 落胆 70%
- 悲しみ 70%
- 怒り 20%
考え(自動思考)
嫌な目にあった。 注意していれば避けられた。不運だ。立ちションするべきではない。
別の考え(適応的思考)
嫌な目にあうのは避けようがない。
前は見ていたし、注意していても避けられるとは限らない。いつも気を張っているのはつらい。
不運な目にあうことは誰にでもある。
立ちションをする人はいる。前にも見たことがある。よほど我慢できなかったのかもしれない。
いまの気分
- 嫌悪 20%
- 落胆 30%
- 悲しみ 40%
- 怒り 10%
セルフ認知行動療法・コラム法の感想
自責と不運を悲しむ気持ちが大きいです。
立ちションをする男性を非難したくもあります。近くにはコンビニもあったし、だいたい女性は外で立ちションなんてできないですからね。
でも、生理現象を我慢できないのもわかるよーという同情もあるので、怒りは最初にバーッと出ておさまります。
最後まで残ったのは、落胆や悲しみですね。事前に気がつけたんじゃないか、避けられたんじゃないか、なんでこんな目に…と考えてしまいます。
まあ、できなかったんだから仕方ない!
強迫性障害がひどいころはいつも気をはって、まわりをキョロキョロ確認していた。
あんな風に過ごしていたくなくて、今があるのです。
人が立っていることに気がついて避けたのですから十分。
こんなふうに気持ちを整理しながら、ブログに書いて発散したりしています。