強迫性障害の病院の探しかた。認知行動療法ができる病院を選ぶ

強迫性障害で病院に行くときには、病院選びが大切です。

テレビやインターネットでは「病院に行けば治る病気」と言われていますが、強迫性障害を専門的に治療できる病院は少ないです。

近くの精神科やクリニックに行くだけでは、治療が遠回りになる可能性があります。

病院に行く前に、強迫性障害の治療方法と病院の探しかたについて知っておきましょう。

広告

強迫性障害の治療方法

強迫性障害の治療は、薬物療法と認知行動療法の2つがメインです。

病院によってできる治療が違うので、どんな治療を受けたいか考えましょう。

1.薬物療法

薬物療法は保険適用です。薬は何種類かあり、人によって効くかどうかが違います。

強迫性障害には薬の量が多く必要なので、効果が出るまでに数週間かかります。

服薬をやめた場合の再発率は高く、効果が出ないこともあります。

薬物療法でも強迫性障害に詳しい病院を選んだほうが良いでしょう。

2.認知行動療法(曝露反応妨害法)

強迫行為をやめるために苦手なものに向き合い、強迫行為を減らす治療です。薬よりも認知行動療法のほうが効果が高いとされています。

強迫性障害の認知行動療法は、医師が行う場合は保険診療が認められています。

しかし実際は医師の不足や診療報酬点数の低さなどから、保険診療ではなく自費診療の病院が多いです。

症状が重い患者には、薬で症状をやわらげてから認知行動療法をして、改善したところで減薬・断薬をします。

注意したいのが、認知行動療法の中でも「曝露反応妨害法」をしてくれる病院を選ぶことですね。

認知行動療法はうつ病などに向けた「コラム法」が一般的ですが、強迫性障害には「曝露反応妨害法」です。

病院に問いあわせるときは「曝露反応妨害法を受けられますか?」と確認したほうが良いです。

3.自分で治す

私もやりましたが、病院に行かずに自分で認知行動療法をするという手もあります。

結局は自分で行動しなければならない部分が多いので、方法を正しく理解して意志が強ければ自分だけでもできる可能性もあります。

ただし、自分で治すなら定期的に症状が改善されているかをチェックすること。

何か月も症状が良くならずに悪化・停滞していたら、病院に行きましょう。

できれば医師または臨床心理士の元でやるほうがいいです。

強迫性障害の認知行動療法ができる病院がおすすめ

強迫性障害を専門的に治療しており、認知行動療法(曝露反応妨害法)ができる病院がおすすめです。

最初は薬だけで治したいと考えていても、治療が進むにつれて認知行動療法もやりたいと思うかもしれません。

認知行動療法ができる病院は少ないですし、曝露反応妨害法をできる病院はもっと少ないです。

近所にあればラッキーですが、ない場合は遠くても通うくらいの気持ちで探すほうがいいです。

ホームページに強迫性障害の説明があっても、認知行動療法ができない病院は多いので注意しましょう。

もちろん、そこまで労力をかけたくない・試しに薬を飲んでみたいという人は、通いやすい病院でも良いでしょう。

しかし、必要ならお医者さんが認知行動療法をすすめてくれるだろうという期待はやめましょう。

それは和食屋さんが「うちにはありませんが、洋食屋さんに行ってオムライスを食べませんか?」と言うようなもの。

提供していないものを積極的にすすめてくれるお医者さんは少ないです。

自分で治すという意識を持つ

治すために大切なのは、自分で治すという意識です。

病院に行けば医師まかせで治る、薬を飲めば治るというのではなく、治療について主体性を持つことが大切です。

私は病院も万能ではないと思っています。

病院を信じていないわけではありません。医師も100%正しい治療ができるのではなく、詳しいプロにすぎないという認識です。

「医師に協力してもらいながら治す」というくらいの意識が良いと思います。

風邪をひいたときに、風邪薬を飲んだからといって外で遊びまわっていては治りませんよね?安静にする、温かくするなども必要です。

同じように、少しでも強迫性障害を良くするために、できることはしていきたいです。

強迫性障害の病院・カウンセリング機関のリンク

OCDサポートさんのサイトに「医療・心理機関リスト」が掲載されています。
3-2.医療機関・心理施設リスト 強迫性障害

厚生労働省のサイトに認知行動療法ができる医療機関のリストがあります。この中から強迫性障害の認知行動療法ができるところを探してもいいです。
認知療法・認知行動療法の届出医療機関について

インターネットや電話カウンセリングもあります。こちらの記事もどうぞ。
強迫性障害のインターネット・電話カウンセリング

タイトルとURLをコピーしました