「服の上から腰・太ももに触る」をやりました。「入浴後の腰・太ももに触る」は、できませんでした。
曝露反応妨害法5日目の不安階層表
行動 | 不安尺度 |
服の上から腰・太ももに触る | 90 |
入浴後の腰・太ももに触る | 80 |
入浴後の腰・太ももに触る
「入浴後の腰・太ももに触る」は、なんといっても入浴後の綺麗な状態なのだから、できるだろうと思っていたのに、できませんでした。
いまは、腰・太ももにはボディクリームを塗るのも入浴直後しかできず、他の部分と混ぜて触ることができないので、クリームをたっぷり出して1度塗りしています。
病前は、手についたクリームはそのまま腕や足に伸ばして終了していたはずなのに、クリームに汚れが混じった気がするのと、腰・太ももに触ったのとで、洗い落とさなければ気が済みません。
これを、元に戻したい。
入浴後にボディクリームを塗り、クリームごと体のほかの部分に汚れを広げようとしたら、強いためらいを感じました。
どうやら私は、入浴後であっても、腰・太ももは汚いと思っているみたいです。
曝露反応妨害法をやる前は、それが膝・足にまで及んでいました。汚さのレベルは、お尻>腰・太もも>膝>足、という順番です。
膝と足は入浴後でなくても触れるようになったので、入浴後の腰と太ももなら触れるようになると思っていたのですが、そううまくはいきませんね。まあ、いままで触れていなかったのですから、不思議はないのかも…。
ボディクリームのベタベタした感触が汚れを連想させたのと、入浴時間も抑え気味にしているので、完璧には綺麗にできていないという意識があるのだと思います。
次回は、ボディクリームを塗らずに試してみます。
服の上から腰・太ももに触る
「服の上から腰・太ももに触る」は、嫌だという気持ちが強かったのですが、「入浴後の腰・太ももに触る」ができなかったので、こちらはやらねば!という謎のやる気がでて、できました。
先日、外出したときに、のぼりのエスカレーターで前に乗っていた女性が、服の上からちょいっと自分のお尻に触っていたのを見たのも、大きかったです。
普通の人は、あんなに自然に自分のお尻に触るんだ!と実感しました。
いや、私も、座るときにスカートのお尻のシワを伸ばしたりしていたはずなんですよね。どうも強迫性障害になってから、いまの自分の行動を正当化したいのか、病前の自分の記憶が曖昧です。
最初から直接触るのではなく、足に触ったときと同じように、まずは敷布団や椅子の座面といった、普段お尻が触れている部分に触りました。
抵抗があったのは椅子の座面です。お尻のイメージが強いので、排泄物の汚れがついているのではないかという気がしました。実際、病前はショートパンツでも座っていたので、ついているかもしれません。
座面を拭きたくなりましたが、治るためにはこのままの方がいいと思い、拭きませんでした。
椅子の座面に関しては自分でも不思議で、汚いという気持ちはあり、悪化時は触ると手洗いをしていました。けれど、一日の大半は椅子に座っているのと、お尻をのせるという意味では床にも布団にものせるので、椅子だけ洗浄行為をしても意味はないと思い、だんだんとあきらめました。
なにしろ、座面が汚いと思いついたそのときも、座面に座っていたのですから、もうどうしようもないです。
恋人の家のソファは、彼が下着だけで座っているので抵抗があり、いまでも座面に触れません。彼が座面にもリモコンやお菓子や色々なものを置くので、嫌だなあと思っています。でもこれも、病前は自分もしていたことなので、我慢しています。
そんな、汚いと思っているものの、なんとなく受け入れていた座面に触ったことで、「服の上から腰・太ももに触る」の難易度がガクンと低くなりました。
腰と太ももと、曝露に入れていなかったお尻にも触りました。
触った直後は強い後悔におそわれましたが、恐怖度が下がるのも早かったです。
ただ、そのあとくよくよと、「服の上からとはいえ、お尻に触ってよかったのかな」と考えました。その気持は、うっすらと残っています。
その他。くしゃみと鼻水のあとの手洗い、ボディクリーム
朝から花粉症の症状が出て、くしゃみと鼻水がすごく、しょっちゅう手を洗っていました。手洗いしたからといって、ついでに曝露で触ったものの汚れを落とすという意識は出なかったです。
とはいえ、あまりにも頻繁に手洗いをしていると、曝露反応妨害法の時間がとれません。くしゃみをおさえるタオルを用意して、くしゃみのあとは手洗いをしないようにしました。
鼻水のほうは、鼻をかんだあとは鼻の外側も汚れた気がして、触ると手洗いをしてしまいました。
ボディクリームは、ボトルを綺麗に保つために、腰・太ももに触ったあとはボトルに触らないようにしていました。それでも汚れている気がして、手には塗れなかったのですが、最近は手にも塗れるようになりました。
夜に急用で出かけることになり、充分に時間が取れませんでした。急いで出なくてはいけないのに、トイレ後の手洗いを短く済ませることができず、自分が情けなかったです。
気持ちが落ち着いているときは、短めにできることもあるのですが、焦っていたりプレッシャーがかかると、きちんと洗わないと不安になります。
曝露反応妨害法5日目をやった感想
「入浴後の腰・太ももに触る」ができないのは、自分でも意外でした。不安階層表では上位に入れたものの、理屈では綺麗だとわかっているので、段階を踏んでいけばできると思っていたんですよね。
できないとなると、膝と同じように、理屈抜きで触るしかありません。
悪化時の私は、汚いものが接触した部分は、同じように汚くなると考えていました。それが今では、3次以上なら、触れるようになってきました。
例えば、排泄物(1次)→下着(2次)→下着が触れた体(3次)という具合です。膝や、服の上からの腰・太ももは3次以上ですが、入浴後の腰・太ももは、もしかしたら入浴中に排泄物がついた=2次かもしれないので、触れないのかも。
6日目は、引き続き「入浴後の腰・太ももに触る」をやります。一番上の「腰・太ももに触る」は、いまの私には抵抗が強すぎるので、やらないことにしました。気持ちの準備ができたら挑戦したいです。