「入浴後の腰・太ももに触る」をやりました。
曝露反応妨害法6日目の不安階層表
行動 | 不安尺度 |
入浴後の腰・太ももに触る | 80 |
入浴後の腰・太ももに触る
前回できなかったので、今度こそはできるようになりたい!と思っていました。
その一方で、日常生活でそんなに不便はないのだし、いいんじゃないかという甘えもありました。
けれども、腰や太ももに嫌悪感を残していると、そこからまた不潔恐怖症が広がる可能性もあります。直接は触れなくても、せめてお風呂あがりくらいは克服したい。
まずはお風呂に入り…いつもより、少し丁寧に洗ってしまいました。このあとやるのだと思うと、お風呂から出たくなかったです。
出るときに体を拭いていたら、体が濡れているので尿が出たような気がして、ひさしぶりに洗いなおしをしてしまいました。このところ、しないで済んでいたのにな。
しかも、洗いなおし始めたら冷静になり、尿は出てなかったという自信がわいてきたり。まあ、洗いなおしたからこそ安心して、そんな風に思えるのでしょう。
出たら、感覚としてわかると思うんですよね。それがなかったのに、なぜ不安になって洗いなおしをしてしまうのか…。もし出ていたら、怖くてこのあとの曝露反応妨害法ができないというのが大きかったかも。
ちょっと強迫が顔を出していたので、ボディクリームを塗らずにやろうと思っていたのをすっかり忘れて、いつもどおりに塗りました。
そして、そのまま手を洗わずに、しばらくじーっとしていました。
いいのかな。お風呂あがりとはいえ、腰や太ももに触った手で、あちこち触って、本当にいいのかな。後悔しないかな。
でももう、今日はやると決めていたので、やるしかありません。
手に残っているボディクリームを、腕に伸ばしました。手のひらと手の甲にも、ぐりぐりと広げました。
髪、顔、机、パソコンと広げていきました。やってしまったと、後悔の気持ちがわきおこりました。
誰かが現れて、「手を洗っていいよ」と言ってくれないだろうか。そんなことを考えました。誰でもいい、この苦しさから助けて欲しい。
「手を洗わなくても大丈夫」ではなく、「手を洗っていい」と言って欲しいところが、まだまだ根深いようで、愕然としました。
目に浮かんでいた涙が、ぼろっとこぼれました。苦しいのと、まだ強迫行為をしたがっている自分が悲しかったのです。
1時間くらいして、不安は少し下がったものの、まだ残っています。手を洗わなくても大丈夫なのかという疑問も、残っています。
もう、あれこれ考えても仕方がない。触れないのは、いくら洗っても綺麗にならないという気持ちがあるからです。このままでは入浴時間も短くできません。
ただ触れるようになりたいからやるのではなく、洗えたことを確認するために、触れるようになろう。
なんだかもう、頭がごちゃごちゃしてきましたが、目的を変えたことで克服する気になれました。
ベッドに入っていた方がやりやすいので、寝ながらもう一度、腰と太ももに触って、あちこちに触って、汚れを広げました。
そしてつい、そのまま3時間くらい寝てしまいました(笑)
起きたら、「ああー、うん、触ったよね」みたいな、あきらめたような受け入れたような気持ちになっていました。
まだ完全ではないので、入浴後には繰り返しやりたいです。
その他。通帳やレシート、郵便物
通帳やレシートはお金の汚れ、郵便物は外の汚れが気になって触れませんでしたが、触れるようになりました。
特に「触ろう」と構えることもなく、すっと触れました。中古本を触れるようになったことで、物に対しての恐怖度が下がったのではないかと思います。
3月はお金の計算や書類の整理がたくさんあるので、触れるようになって助かりました。
あと、私は病前、椅子の上に片足をあげて、半分正座のような状態で座ることがあったのですが、それが復活していることに気がつきました。
足腰を汚いと思っていたときには、できなかったことなので、これも嬉しいです。
曝露反応妨害法6日目をやった感想
「入浴後の腰・太ももに触る」は、なかなか手ごわかったです。というか、あまり不安が下がらなかったので、まだできた気がしません。
不安になると、触っても大丈夫な理由を求めてしまいます。理屈じゃなくて、触ることが当たり前なのだと思えればいいのですけれど。
6日間の曝露反応妨害法は、これで終わり。本によると、「6日目の取り組みを2~3週間続ける」とのこと。
不安が下がっていない項目や、できなかったこともあるので、続けながら治していきたいです。