認知行動療法士と認知行動療法師の違いや資格難易度

先日、Twitterで生稲晃子さんがトレンドになっていました。

プロフィールの中に、心理カウンセラー/認知行動療法士/ おニャン子クラブ 会員番号40番とありました。

認知行動療法士という資格の難易度や、認知行動療法師との違いが気になったので比較しました。

なお、生稲晃子さんや所属政党を批判する目的、政治的な意図はありません。

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認知行動療法士とは

認定:日本推進カウンセラー協会
制度開始:2010年
資格条件:合計16時間の養成講座を受講したのち試験

詳しくはこちら。
認知行動療法士資格取得 – 日本推進カウンセラー協会

認知行動療法師とは

認定:日本認知・行動療法学会
制度開始:2019年
資格条件:メンタルヘルス支援の専門資格を持つこと、合計87時間の研修、そのほか実践など

詳しくはこちら。
認知行動療法師 | 一般社団法人 日本認知・行動療法学会

研修がすごく多くて、思わずExcelを使って計算しました。まちがっていたらごめんなさい。

認知行動療法師®・認定者一覧を見たら、そうそうたるお名前が含まれていました。師って師匠の意味ですか?

認知行動療法士と認知行動療法師の違い

認知行動療法士と認知行動療法師の読み方は、2つとも同じで「にんちこうどうりょうほうし」。最後の漢字が「士」と「師」で違います。

認知行動療法士は民間の日本推進カウンセラー協会が作ったもの。

16時間の養成講座と試験を受ければ取れる資格のようです。

認知行動療法師は日本認知・行動療法学会が作ったもの。

そもそもメンタルヘルス支援の専門資格を持っていることが資格条件になっていて、87時間の研修や実践経験など。

臨床心理士や公認心理師が、プラスして取る資格のようでした。

認知行動療法士は講座を受ければ誰にでも取れる簡単な資格。

認知行動療法師は心理学系の大学を出て心理士になり、さらに研修を受けて取る難易度が高い資格。

大きな違いがあることがわかりました。

資格はどういう価値があるのかが大事

今回、生稲晃子さんの「認知行動療法士」という資格を見ても、疑問を持つ人が少ないことに危機感をおぼえました。

まあ、だからこそ資格商法があるのですが。

知らない資格名を見たら、どこが認定しているのか、どうすれば取得できるのか、どのくらいの価値があるのか調べたほうがいいですね。

精神疾患のまわりには、素人カウンセラー・自称カウンセラーがたくさんいます。

中には、聞いたことがない資格を肩書きにしている人もいます。

そういった人のカウンセリングを受けて、回復の遠回りにならないように気をつけたいものです。

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