『小さなことが気になるあなたへ』に掲載されていた、セレーナメンタルクリニック野間利昌先生のインタビューを読みました。
野間利昌先生インタビュー(全2回) Vol.1~OCD専門外来での治療
セレーナメンタルクリニックは、東京都浅草橋駅にある心療内科・精神科です。
強迫性障害の治療に力を入れているとして、病院名は聞いたことがありましたが、強迫性障害専門外来があるとは知りませんでした。
強迫性障害専門外来は患者本人の申し込みが必要
感心したのは、以下の部分です。
●OCDの治療を行っていくなかで、難しいと思われることはありますか。
野間:OCDに限ったことではないですが、「治療への動機」がない人を診るのは大変だと思います。当院での強迫性障害専門外来の予約では、患者さん自身が直接、申し込まないと受け付けないことにしています。
これを読んだとき驚いて、うーん、そうか、でもでも、うーん、そうだよね!!と思いました。(どんなだ)
強迫性障害の治療である行動療法は、本人にやる気がなければどうしようもありません。
逆に言えば、行動療法をやると決意できた時点で治療の一番難しいところは超えていると思うので、そこで線を引くのか~と思ったのですよ。
でも、行動療法が受けられる病院はまだまだ貴重です。
行動療法をやる気がない患者が行って、やる気を出させるためにお医者さんの時間を取られるのはもったいない。線引きは必要なのでしょうね。
行動療法を1人でやるかどうか
私は自分で行動療法を始めたとき、こんなの自分がやるかやらないかなんだから、1人でできるでしょ!と甘く見ていました。
実際は、怖い課題をやる決意ができなかったり、課題が甘くなったりして、予想よりもずいぶんと長引いてしまいました。
もしあの時に戻るとしたら専門家の治療を受けたいかというと…提案される課題をやるのは怖いという気持ちはあります。
が、早く治るのなら、受診すればよかったとも思います。
また悪化することがあれば(無いように願いますが)、自分で治療するなら期間をビシッと決める、長引くようなら受診すると決めたいですね。