漫画『セックス依存症になりました。』でEMDRやグループカウンセリングの様子がわかる

前回の記事「強迫的性行動症(セックス依存症)」と強迫性障害は違う病気」で、強迫的性行動症のことに触れましたが。

Web漫画の『セックス依存症になりました。』が興味深いです。

セックス依存症になりました。

※つらい描写もあるので親子関係や性的なトラウマがある人は読まないほうがいいです。

セックス依存症の漫画家・津島隆太さんが、実体験をもとにどういうことに苦しみ、どのように治療しているのかを描かれたお話。連載中です。

第8話からはPTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療に使われるEMDR、最新の第14話からはグループカウンセリングが取りあげられていました。

EMDRとは「眼球運動による脱感作(だっかんさ)および再処理法」の英語略。治療者の指を目で追いながら眼球を動かし、過去の記憶を処理していく治療法です。

漫画で描かれていると、具体的な治療法がよくわかりました。

EMDRの強迫性障害への効果はまだ不明ですが、トラウマがもとになっている強迫性障害の人には試されることもあるようで、気になっています。

ただ、治療者が少なく・自分でやるには危険性が高いので、自分で試してみるというわけにはいかないのですが…。

本『敏感すぎるあなたへ 緊張、不安、パニックは自分で断ち切れる』の中にもEMDRを思わせる「視覚のずらしテクニック」が紹介されていました。自分でやるならこのくらいがいいのかなと思います。

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