掃除機のヘッドを汚いと思っていたとは

先日、恋人に掃除機で足を吸われました。

何の話だという感じですが、彼の家で彼が掃除機をかけていたんですね。で、ふざけて私の足を掃除機で吸ったんです。

私はフリーズして、考えました。短い間に、すごくすごく考えました。何を考えたかというと、もちろん、掃除機のヘッドは汚いかどうかです。

掃除機のヘッドは、ゴミやホコリを吸い取るところなので、汚い気がします。しかし、そのゴミは元々は床に落ちていたもので、床にあるときには床と一体化していて、その上を歩いたり座ったりしています。

なので、掃除機もあまり汚くない?いやいや、掃除をしたあとは手を洗うのだから、やっぱり汚い?

 

頭をフル回転させて考えたのですが、面倒くさくなって靴下を履き替えました。

彼はそんな私を見て、少しおどけたように「洗濯物を増やしてしまった…」と言っていました。彼の家で出た洗濯物は、彼が洗濯をしてくれるので(笑)

たぶん、私が掃除機を汚いと思うとは、想像しなかったんでしょうね。

私も自分の家では、そこまで汚いとは思っていません。ヘッドに触るときは、掃除の最後にヘッドに付いたゴミを取るときだけです。そのまま掃除機をしまい、掃除後の手洗いをするので、気にしたことがありませんでした。

彼の家では、もしかしたら彼が掃除機でトイレの床も掃除しているかもという不安と、前に虫が出たときに掃除機で吸っていた(ヘッドははずして吸っていたような気もしますが)ことを思い出して、汚いかもしれないと思ってしまいました。

私は強迫性障害がひどいときにも、家の中で過剰に洋服を着替えることは少なかったです。トイレの壁に服が触ったとか、ベランダでサンダルが脱げて靴下でベランダ床を踏んでしまったとか、そんなときくらいだったかな。最近では、ほぼ無いです。

なので、あーひさしぶりだなこの感じ、と思いました。

 

そして、履き替えたあとでは、我慢できたかもしれないと考えたりするんですよね。そこまで強く、わーっと強迫観念がきたわけでもないし、しばらく我慢すれば、やり過ごせたかも?

でも、自分がフリーズしたのと、彼の「あれ?ダメだった?」というわずかに不安な顔とで、早く終わらせたかった。

靴下を履き替えるという強迫行為は、数分で終わります。強迫観念に立ち向かうと数十分はかかるうえに、打ち勝てるとは限らない。なので、人といるときには早く終わるほうを選んでしまいがちです。

こういう小さな強迫行為も、やめていかなくてはいけません。

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