『ホンマでっかTV テンパる人・テンパらない人』を観た感想。パニックや強迫性障害にも参考になった

2017/5/31(水)の『ホンマでっか!?TV テンパる人・テンパらない人』を観ました。

パニック障害や不安障害、緊張しやすい人向けではありましたが、私も強迫性障害になってからパニックになる・テンパることが増えたので参考になりました。

放送内容の中から使えそうと思ったものを書いておきます。

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パニックになった時の深呼吸は実は逆効果!?

過呼吸によりめまいを起こし失神してしまう(植木先生)

パニックになったときは過呼吸になるので、深呼吸をするとさらに酸素過多になってよくない。小さい浅い呼吸をするほうがいいそうです。

パニックの時ではなく落ち着くためのに深呼吸はいいとのこと。

ここで澤口先生は、植木先生の言うパニックはパニック障害の話なので、パニック障害という「病気」と、今日のテーマであるパニック(テンパる)の話を分けたほうがいいとおっしゃっていました。

過呼吸やめまいの話はパニック障害と考えるべきだと思われたのかもしれません。

指先を合わせて脈を測ると自分の落ち着き度が分かる!?

テンパる人は自分のコントロールができない。テンパらない人は自分のコントロールを常に落ち着いてすることが出来る(重太先生)

手の指を広げ、左右の指先を合わせて脈を測ってみる。緊張しない人はこのポーズで脈を感じやすいそうです。

指先で脈を感じる人はすぐに集中する事ができてテンパりにくい。重太先生は、「すぐに空気に入り込めない人はテンパっちゃう」と言っていました。

緊張する・テンパるというのは、要するに自分がいる状況に適応できないということですものね。

指先を合わせて脈を測ることを日頃から訓練していると、すぐに集中して落ち着けるようになるそうです。

私は最初に指を合わせた時は脈を感じるのが難しく、あれ?あれ??と脈を探して焦るあまり心臓がドキドキしてきて、そちらで測れそうでした(笑) 何度かやっているうちにスッと脈を感じられるようになりました。

澤口先生も、これは「(指先=)末端の副交感神経が働くように自分でコントロールする」ことになり、相当いい方法だとおっしゃっていました。瞑想が一番いいが、瞑想に近いポーズとも。

パニック障害はルーティーンを決めると効果的!?

植木先生はパニック障害を経験されているそうで、少しパニック障害の話が続きました。横になると発作がおさまるのでレジャーシートを持ち歩いていたそうです。

ルーティーンとは、決められた一連の動きのこと。ラグビーの五郎丸選手がするポーズで有名になりましたし、スポーツ選手はする人が多いですよね。

ただ、強迫性障害にとっては「そのルーティーンをやめたいんだよ!」というものなので、あまり向かない気がします。

グレーゾーンを持つとテンパりにくい!?

成功しないといけないと強く思う人→テンパりやすい(荒木先生)

曖昧でもいいやと思えれば上手くいかなくても気にしなくなる(荒木先生)

関西人のほうがテンパりにくいという話から、関西人が持ち合わせているのはグレーゾーンだということになりました。

たしかに、関西の人はトークで鍛えられているからか、臨機応変が得意だったり、失敗しても「ネタになる」「おいしい」と切り替えられる人が多いように思います。

グレーゾーン・曖昧でもいいというのは、強迫性障害を治すために取り入れたい意識です。

より良い結果を出そうとする人はパニックになりやすい!?

バスケットボールのゴール設定を果てしなく高いところに設定する人はパニックになりがちな人が多い(植木先生)

「まあ合格点でいいや」という人はパニックになりにくいそうです。

バスケットのゴールというのがいまいちわかりませんでしたが、自分でどれだけボールを入れられるかを設定するとしたら?ということでしょうか。

ゴールと現状を理解するとテンパりにくい(植木先生)

植木先生は番組で新企画を始めるときにテンパったそうで。

池田先生に「何がわからないの?(ゴール)」、澤口先生に「どこまで分かった?(今のポジション=現状)」と訊かれて整理がついたそうです。

さすが先生チーム、質問が的確です!この進捗確認は子育てや職場でも使えますね。

何かを掴むだけで緊張がほぐれる!?

ボールペンやハンカチを掴むだけでいい(門倉先生)

門倉先生は、さんまさんからいつもボールペンを掴んでいることを指摘されていました。たしかに!

私はかわいいものとか手触りのいいものが好きなので、小さいぬいぐるみを持ち歩いてもいいかなと思いました。ぬいぐるみタイプのキーホルダーを使うのもいいかも。

失神しそうな時の対処法

失神しそうなときは両手を組み合わせて引っ張ると効果的(澤口先生)

脳の活動レベルが急激に下がると失神してしまう。指先は脳の運動野の活動レベルが高まるのでいいそうです。

ゲストのキャイーンの二人は「キャイーン(のポーズ)だね」と言っていました。キャイーンのポーズは指を組んで下にひっぱるところを、失神の対処法は左右にひっぱります。

失神までいかなくても、脳の活動レベルが下がると判断力がにぶりそうなので、強迫観念でいっぱいいっぱいになったときには取り入れたいです。

『ホンマでっか!?TV テンパる人・テンパらない人』を観た感想

小さい浅い呼吸、何かを掴む、両手を組み合わせて引っ張るなどは、強迫観念でパニック状態になったときに使いたいと思いました。

何かを掴むというのは不潔恐怖症がひどい時には無理かな…。手が汚れたと思うと何も触れないですからね。

ルーティーンや進行状況の確認などは、強迫性障害にとっては症状の一つとなってしまいそうなので注意して使いたいです。

まあでも、強迫性障害に一番効果的なのはグレーゾーンを持つということでしょう。

綺麗でも汚くてもどちらでもいい。曖昧さを「まあいいか」と受け止められるようになりたいです。

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