東京OCDの会に行くことが曝露(エクスポージャー)になる

東京OCDの会に行った日の日記です。どこかで、「東京OCDの会に行くことがエクスポージャーになっている人もいる」というのを読んで、本当にそうだと思える一日でした。

東京OCDの会の感想はこちら。
東京OCDの会「女子のみの部屋」に参加しました

朝。私は普段、9時とか10時とか11時(寝過ぎ)まで寝ているので、起きられるかどうかが、ものすごく心配でした。

8時には起きる予定が、緊張しすぎたのか、6時に目が覚めました。1時間半くらい二度寝して、家を出る前の確認は最小限で振りきり、ガス栓や水道の心配を頭にちらつかせながら逃げるように家を出て、なんとか予定の電車に乗ることができました。

 

電車の中では、最初はつり革につかまるのを避けていました。できることなら触りたくないのです。でも、大きく揺れたので避けようがなくなり、バーの上のほう(あまり持つ人がいないので汚れている可能性が小さい気がする)を持ちました。

途中で座ったら、隣の男性がバリボリバリと音を立てて首を掻きむしったので、皮膚が飛んできそうで、すごく嫌な気持ちになりました。席を立とうか迷いましたが、我慢しました。

座席の上に靴のまま足を乗せている子供もいて、いま座っている座席もああやって汚されているかもと思いました。

 

会場に到着。会場の椅子がスタッキングチェアで、椅子の背もたれと座面の間があいていました。

重ねるときに地面の汚れが座面についているだろうなと、ほんのちょっと気になったのと、バッグが床に落ちるのが心配で、椅子に荷物を置けませんでした。

あと、私は少し高所恐怖症もあるので、月例会の会場が10階だということが怖かったです。

最初は入口側に車座になっていましたが、途中でみんなで窓際に移動することになり、ええーっと思いました。なるべく窓から遠い位置に座りました。

ランチ会はさらに20階だったので、再び、ええーっと思いましたが、10階にいるうちに慣れたのか、そちらも大丈夫でした。

月例会では、ほかの人の強迫観念の話を聞いたら、それも気になるようにならないか心配でした。でも、そんなことはありませんでした。

同じ不潔恐怖症の人の話は、自分はそこまでの洗浄はしていなくても、気持ちはわかることばかりだったので、とても共感できました。確認強迫や加害強迫に関しても、自分の中にもそういう気持ちはあるなと思いました。

 

月例会が終わり、前の記事に書いたように、ランチ会に行くかどうか迷いました。

ランチ会に行くと、家に帰るまでトイレがもつか不安だったからです。月例会の会場がある10階のトイレは古い感じがしたのと、トイレ全体にドアがついていたので行けなかったんですね。

なので、どうしようか迷いましたが、とりあえずランチ会には行ってしまうことにしました。我慢できるかもしれないし、我慢できなくなったら、どんなトイレでも入れるかもしれない!

結果、ランチのお店がある20階のトイレが綺麗だったのと、お店に入るときに待つ時間があったので、上着を脱いで行くことができました。上着を入り口の椅子に置くのも心配でしたが、それはもう、落ちたら落ちたでいいと思いました。

ほかの参加者のみなさんに、「気にしないで行っておいでよ」と言われたのも大きかったです。

 

トイレに入り、便座の上にトイレットペーパーを3枚重ねで敷きました。あらためて思ったのですが、私は外の便座に座ることは、それほど恐怖じゃないんだなあと。

そもそも3枚で汚れを防御できる気もしませんし、座ってから、横に便座シートの箱があることに気がついたんですよ。空でしたけれど、事前にあるかどうかのチェックもしないのですから、欲しいと思っていないんですね。

除菌スプレーを探しもしなかったし、本当に形だけトイレットペーパーを敷いています。むしろ、トイレットペーパーに尿がついて体につくのではないか、そのトイレットペーパーを便器の外に落としてしまうのではないかという方が気になりました。

トイレ後の手洗いは、家よりも長めにしてしまいました。液体洗剤があまり泡立たなくて時間がかかったのと、洗面ボウルを何回も流してしまいました。それでも、前回、外のトイレに入った時よりは短くできました。

液体洗剤の香りがなかなか取れなくて、食事中も5%くらいそちらに意識が向いていました。自分の中で充分にすすいだから、洗いなおしをしたいというほどではない、でも気になる…という感じです。

ランチ会では、椅子の背もたれと座面の間は小さかったので、バッグは椅子に置けました。背もたれに上着をかけることは落とすのが怖くてできず、着たままで食べました。上着を着たままの食事に抵抗がある人がいらっしゃったら、申し訳ありませんでした。

 

ランチ会が終わり、解散。

お天気が良かったので、運動不足解消もかねて、飯田橋駅から後楽園駅まで歩きました。

外出して歩くのは、とても気持ちがよかったです。彼と外出するときは車が多いので、あまり歩かないんですよね。

でも私は、お散歩が大好き!家も大好きなので、なかなか出かけませんが、がんばって外に出ようと思います。

後楽園駅では、遊園地のジェットコースターが落ちるところが見えて、しばらく眺めていました。自分は乗れませんが、外から見ているぶんには、胸がすっとして楽しかったです(笑)

 

帰りの電車では、最初からあきらめてバーを持つことができました。足を組んでいる人が多く、靴にぶつからないかと、大きい荷物を床に置いている人がいて、降りるときに持ちあげて私のそばのドアから出ようとしたので、ドアを1つ変えて避けてしまいました。

最寄り駅に着いてから、スーパーで買物をして帰りました。あれこれ寄り道できたのも、トイレに行けたおかげです。家に着いたとたん、トイレに駆け込まなくていいのが、すごく楽でした。

 

こうして書いてみると、まだまだ、強迫観念にさらされていたり、回避をしていますね。家にいると刺激がないので強迫も少なくなり、治ったような気になりますが、外に出るとよくわかります。

あと、地面に物を落とすことへの恐怖が、けっこう大きい。物を落とすというのは、強迫性障害になる前でもめったにないことなので、そんなに不便はないと思っていましたが、これだけ気にしているなら治したほうがいいな。

反省も多いけれど、楽しい一日でした。

東京OCDの会

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