うつ病漫画『パラダイムシフト』の感想

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Twitterで話題になっていた漫画『パラダイムシフト』を読みました。うつ病からの回復を描いたお話です。

作者EMIさんのアメブロやツイコミで読めて、2018年に書籍化もされています。最近またバズったみたいですね。

さまざまな治療法を試しながら回復していく流れがわかりやすくてよかったです。

アメブロはこちら。
「漫画「パラダイムシフト」」の記事一覧ページ

ツイコミはこちら。
【漫画】パラダイムシフト①ぼくんち

アメブロはページがわかれているので選んで読めて、ツイコミは一気に読めます。

本はこちら。

※この記事はネタバレありです。

うつ病回復マンガ『パラダイムシフト』の内容

子供時代に虐待されて育った主人公がうつ病を発症。病気とつきあいながら暮らす中で彼女と出会い、うつ病を治す流れに。

はじめは乗り気になれなかったものの、だんだんと治すことに積極的になり回復していきます。体験をもとにしたフィクションです。

ざっくり分けると以下になります。

  • 1 ~ 9話:子供~中学生時代
  • 10~22話:うつ病発症
  • 23~31話:彼女と交際スタート。カウンセリングや認知行動療法を受ける
  • 32~54話 :アドラー心理学に出会い、NLPを受けて回復へ

長いので興味があるところだけ読むのもいいと思います。

アドラー心理学に興味が出た

この漫画は、作中に出てくるNLPカウンセラー前田 大輔さんの宣伝ではないかという批判もありました。

私もNLPに興味をもったことはあります。

が、あまりピンときませんでした。具体的な中身や認知行動療法との違いがわからなかったです。

NLPは神経言語プログラミングというもので、なんというかふわっとしているんですよね…。

神経言語プログラミング – Wikipedia

ネット検索すると公的資格のないカウンセラーやカウンセラー養成講座が目立つのもあり、あまりいい印象もありませんでした。エビデンスもなく、自己啓発に近いのかな。

主人公にはNLPも先生も合っていたのでしょう。

とはいえ、36話「NLP」は、私も「強迫性障害である自分」を変えないと治らないと思って治してきましたから、とても共感できました。

でも、NLPよりもアドラー心理学をおさらいしたくなりました。

アドラー心理学は33話「無能の証明」、34話「鬱病に目的がある」、35話「過去は存在しない」と、このお話でも治るうえでの重要なポイントになっています。

「克服」に対するもやもやが晴れた

「パラダイムシフト」の中で、「あっ!」と衝撃を受けたのは52話「恐怖症の克服」です。

主人公は子供のころから歴史が大好きだったのに、うつ病になってから怖くなってしまいました。

先生に「いい加減に克服したいんですが……」と相談すると、「はい!克服してはいけません!」と言われます。

こく‐ふく【克服】 の解説

[名](スル)努力して困難にうちかつこと。「病を克服する」

克服(こくふく)の意味 – goo国語辞書

強迫性障害は本人の努力が必要だからか、わりと「克服」が使われがちです。

が、私は、克服という姿勢はなにか違うんじゃないかともやもやしていたのですよね。

そんなに力を入れないほうがいいんじゃないか、打ち負かそうとすると逆に反発されちゃうんじゃない?みたいなことを考えていたのですよ。

漫画では、「また自分の本心を聞かずに『操作』しようとしてた…」と書かれていて、そういうことかと納得できました。

怖い・嫌だという気持ちを無視してとにかくやっつける!みたいな印象が、「克服」への違和感だったのかもしれません。

心の病気を治すきっかけは行動にある

この漫画を読んで、やはり心の病気は自分で治す姿勢と基本的な生活が大事だと感じました。

主人公の彼女のセリフにもあります。

Sってずっと私が言うから鬱を治そうとしてたじゃん

認知行動療法とかも私に言われて行ってたじゃん

ずっと他人事だったんだよね

【漫画】パラダイムシフト㊴原因は不安

不思議なことに、自分の病気なのに他人事という人はけっこういます。

病気に向き合えなかったり失敗するのが怖かったり、いろいろあるでしょうが、治療へのスイッチがはいらないとなかなかうまくいきません。

主人公はうつ病でありながら仕事をしているので、最低限の生活はできています。

私もそうでしたが、カウンセリングだ認知行動療法だという前に、まずは食事・睡眠・運動で体調を整えておくとスムーズですよね。

ここがおろそかだと、頭も回らないし治す気力も出ません。

そうして元気が出てきたら、積極的に治療に取り組むという順番が治しやすい。

もちろん、悪化時は食欲もなく、眠れず、動くこともやっとで、体調をよくするための元気が無いんだよ!という気持ちもありましたが。

それでも、取り組みやすく必要性も高いのは、ちゃんとした生活で頭と体が動くようにすることだと思います。

いまはコンビニでもなんとかなりますし、私がやっている「うつ消しごはん 」 のプロテインから始めればさらに手軽です。

うつ消しごはんについてはこちら。
うつ消しごはんの実践

うつ病漫画『パラダイムシフト』の感想

うつ病から回復する過程がよくまとまっていて、読みやすかったです。

「不安を起こしているのはあなた本人」「鬱っていう選択をあなたがしている」など、厳しい言葉もありますが、私も考えたことがあるので納得できました。

「鬱病」「不眠症」という催眠にかかっていて、それを解くだけというのもわかります。

私が強迫性障害を治したとき、強迫性障害を治す=つまり強迫行為をやめる決意が大変で大きかったですから。

そこをクリアできれば、あとは簡単…というわけでもないですが、やるべきことは決まります。進むだけになれるんですよね。

うつ病に限らず、心の病気を治したい人には参考になる点がたくさんある漫画でした。

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