強迫性障害の確認行為に悩まされていて、不潔恐怖症はまだそれほどでもないころのお話です。
ガスの点検で、ガス栓を新型に交換された
2014年にガスの点検が来ました。3年に1度、ガス会社の人が点検をする「ガス設備定期保安点検」というやつです。
うちは台所とお風呂場にガス栓があります。いつものように、ちゃんと火がつくかを確認してもらい、ガスを使う時の注意などを聞いて終了。
…と思っていたのですが、ガス会社の人が「ガスの元栓が古いタイプなので無料交換させていただきます」と言い出しました。はい、お願いしますと気軽に承諾した私ですが、取り出された新しいガス栓を見て、焦りました。
ガスの開閉をする「つまみ」がないのです。
なんでも、新型ガス栓は「つまみ」がなく、ガス器具を使うとガスが出て、使わないときはガスが出ないのだとか。
東京ガス : ガスご利用ガイド / ガス栓を増やす・ガス栓のお取り替え工事など
外出前にさんざんガス栓を確認しているのに、確認対象を奪われてしまう!つまみがなかったら、どうやってガスが出ていないか確認すればいいの?
新型ガス栓の方が安全だから交換している
つまみがないことへの不安をソフトに訴える私に、ガス会社の人は、この方が安全になるんですよと言いました。
「ガス栓に安全機能がついていて、ガス器具を使うときだけガスが出るしくみなんです。古いタイプより安全です。古いタイプは、元栓を開ければガスが出てしまいましたし、古くなるとガス漏れの危険もありました。新型ではそいういう心配もありません」とかなんとか。
私みたいに質問する人は多いのでしょうね。サイトにも書いてあります。
ガス栓がコンセント型になっていて、従来のガス栓のような形の元栓がついていません。安全なのでしょうか?
ガス栓のつまみが無くなることは不安でしたが、「古いタイプより安全」「古いタイプは危険だった」「今後はこのタイプに変わっていく」という言葉により、了承をしました。
正直、いやだいやだ、つまみを取らないで~という気持ちもありましたけれどね(笑)
ガス栓が変わってから確認が減った
ガス栓が変わったことで、以前よりも確認がひどくなるのではないかと心配でしたが、そんなことはありませんでした。
ガス会社の人が「ガス器具を使うときだけガスが出る」と教えてくれたので、火がついていないければガスも出ていないと納得することができました。
むしろ、元栓を確認する手間がはぶけた分、少し楽になったかもしれません。
もう一つ、うちには台所に使っていない炊飯器用のガス栓があります。ガス会社の人はそちらにも透明の「閉栓カバー」をつけてくれました。元栓の操作をできなくするためのカバーです。
それも、つけてもらったおかげで確認をしなくなり、たすかりました。
ガスの点検は3年に1度なので、また2年ちょっとしたら来るはずです。それまでに、人が家に入っても平気になるといいな。