コロナの影響で強迫性障害が増えている

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新柄コロナウイルスの影響で強迫性障害の患者さんが増えているそうです。

PRESIDENT Onlineの記事に書かれていて、Yahoo!ニュースにも配信されていました。

学校のトイレが使えない少女

「排泄を必死にこらえて帰宅」17歳の少女はなぜ学校のトイレが使えなくなったのか

新型コロナウイルス感染の不安が頭から離れない「強迫性障害」の患者が増えている。精神科医の遠山高史氏は、「細部へのこだわりは、今日的社会ではむしろ推奨されている。この病の治療はかなり困難だ」という――。

「この病の治療はかなり困難だ」 というのは治らないと誤解されそうで気になりますね。

強迫性障害を専門的に治療している先生たちは「強迫性障害は治る病気です」とおっしゃいます。

とはいえ、専門的な治療者が少ないため適切な治療を受けるのが難しく、本人の努力もかなり必要です。

病院選び・治療者選びが重要な病気ではあります。

コロナに感染しないための強迫行為

確認作業に明け暮れ、手洗いを執拗に繰り返す

新型コロナのおかげで休みになっていた学校が、この7月あたりからようやく始まった。しかし、17歳の娘は、学校のトイレを使えなかった。

便座にちょっとでも体の一部が触れただけで、身に着けているすべてが汚れたと思え、排泄を必死でこらえて帰宅する。玄関の取っ手をティッシュで覆いひねる。中に入ると、衣服を素早く脱ぎ捨てて、トイレに入り、風呂場に駆け込む。新しい下着を母親に持ってこさせる。

読んでいて胸が痛くなります。

いまはコロナ禍で、帰宅したときの洗浄行為は推奨されているくらいですから余計に悩むでしょう。

経験から言うと、日常生活を送りながらコロナにかかる可能性を完璧に無くすなんてできません。

どこかで「これくらいはいいか」と線を引かなければキリがないのです。

汚れたかもしれないという強迫観念

そのあと学校に着ていった制服をほかに触れないように部屋の隅に下げ、カバンの中の携帯や教材を、アルコールで消毒する。寝る時も学校に着ていった制服にほかの物が触れないように気遣いながらベッドに入るが、気づかず触れたのではないかとの思いが頭を巡り寝付かれない。知らずに悪しきものに触れたのではと、確認作業の挙げ句に手洗いを繰り返す。宿題をやる余裕はない。睡眠不足で朝起きられない。遅刻する。

「気づかず触れたのではないかとの思いが頭を巡り寝付かれない。知らずに悪しきものに触れたのではと、確認作業の挙げ句に手洗いを繰り返す」

この「汚れたかもしれない」という強迫観念は本当につらい。

「汚れたかもしれない」なら洗えばいいじゃないと思われるかもしれませんが、「汚れていないかもしれない」とも思うのですよね。

判断できないことに苦しみます。

しかも、すでに「確実に汚れた」分だけでうんざりするほど洗浄行為をしていて、これ以上はしてはいけない・したくないという気持ちもあるわけです。

私は夢の中でまで強迫性障害に苦しめられていましたが、彼女もきっとそうじゃないかな…。

強迫性障害を治すには強迫行為が適切か考える

コロナの蔓延以来、この傾向の人々は増大している様子である。触れずに生活を成り立たせるためには、非常に無駄でまわりくどい作業を要し、生活のほとんどはそれに支配され、他の生活内容は極端に貧しくなる。この病の治療は容易ではない。

「生活のほとんどはそれに支配され、他の生活内容は極端に貧しくなる」

強迫性障害を治すには、わずかな可能性のためにどこまで生活を犠牲にするかを考えなくてはなりません。

自分を守るため、家族を守るため、大切な人を守るため。

でもそれ、本当にためになっている?

病気になりたくないから洗浄や消毒ばかりして、リスクに対する犠牲の量が過剰すぎないか。

家族が望んでいないことを強制していないか。

その生活が幸せなのか。

コロナが一時的なもので終わりそうにないので、「どこまで」の判断が難しいですよね。

コロナに感染した人に対する差別やいじめも、強迫性障害になるほど追い込まれる原因のひとつだと思います。

強迫性障害かなと思ったら強迫性障害の認知行動療法ができる病院を探して、適切な治療を受けて欲しいです。

病院選びの記事はこちら。
強迫性障害の病院の探しかた。認知行動療法ができる病院を選ぶ

私が強迫性障害を治すのに使った本はこちら。

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