トイレ後の手洗いが長い。何度も洗ったり洗い直したり

健常時の私は、トイレ後の手洗いは水洗いだけで済ませていました。子供の頃から、大でも小でも、排泄物が手につかない限りは、トイレのタンク上の手洗器だけで済ませていました。家族もそうでしたので、それで充分だと思っていました。

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どれだけ洗っても綺麗になった気がしない

強迫性障害の不潔恐怖症になり、トイレ後の手洗いについて調べた結果、それまでの手洗いでは不十分だと思うようになりました。石鹸を使う方がいいと知り、石鹸で洗うようになりましたが、どのくらい洗えば綺麗になるのかがわかりません。というより、どれだけ洗っても綺麗になったという自信がもてません。

何度も洗ってはいけないと思ったので、最初は小のときは1回、大のときは2回、と決めていました。しかし、不安なときは、さらにもう1回洗ってしまいました。

1回で済ませなければという気持ちから、1回を完璧にしようと長々と洗い続けてしまいます。その一方で、あまりに長くまんべんなく手を洗うので、逆に汚れを広げているような気がするとも思っていました。

そのあと、「正しい手洗い」の方法を調べて、長々と洗うよりも2回洗う方が効果的とのことなので、短く2回洗うことで、自分を納得させました。この方が、以前よりも時間は短くなりました。

ただし、2回は、食品を扱うお仕事など「衛生的手洗い」の場合なので、日常生活では1回で良いそうです。

手洗器が小さくて思うように洗えない

うちの洗面所の手洗器は、ごく小さいやつです。小さすぎて、手首が十分に洗えません。

手洗器のボウルや、蛇口の水が出る部分に手がついてしまうことも。洗いかけの手が蛇口に触れると、そこから出てくる水も汚い気がしてしまいます。

なので、洗面所で手首から先を石鹸で洗ってから、台所のシンクで腕の半分から先を水で流しています。

台所ですから、そこで料理もします。少しでもトイレの汚れが残ったらいけないという思いから、手を洗ったあとに、今度はシンクを綺麗に流さなくてはなりません。

洗面所の手洗器が手首まで十分に洗えるくらい大きかったら、もう少し手洗いの時間を短くできるのかもしれません。

濡れていると汚れが広がる感覚がある

私は、手が濡れていると汚れているという感覚が強く残ります。手洗いをする→タオルで拭く→まだ湿っている→じわじわと汚れが広がる気がする→また手を洗う、ということが多いです。

手洗い後の手が乾かない間が恐怖が強く、まだ汚い気がして洗いなおしてしまいます。爪の中に汚れを見つけたり、石鹸の香りが我慢できずに洗いなおすこともあります。洗いなおすとなると、その前に触ったものは、すべて洗ったり拭いたりします。

また、そこを乗り越えても、アルコール消毒液やハンドクリームを塗るとまた汚く思えたり。特に、腕の洗っていない部分に一緒に塗りつけてしまうと、洗っていない部分の汚れを洗った部分に広げた感覚になり、洗いなおします。

洗っていない部分は、汚れていないから洗わなかったはずなのに、おかしいですね。

アルコール消毒液やハンドソープの殺菌効果は使わない

強迫性障害がひどくなった当時は、たまたま家にアルコール消毒液があったので、トイレ後の手洗いの最後に手にすりこんでいました。

でもなぜか、あまり綺麗になったという気がしませんでした。

アルコール消毒液も手が濡れるので、せっかく拭いた手に液体を広げると、綺麗になる気もするし汚れる気もするといった感じでした。そのうち消毒液が切れたので、外では消毒液がないことが多いのだから頼るのはよそうと思い、使うのをやめました。

同じ理由で、ハンドソープももともと殺菌効果のないタイプを使っていたので、強迫性障害になってからも同じものを使っています。こちらは殺菌効果があるものに買い替えたい気持ちもありましたが、我慢しました。

トイレ後の手洗い時間は長いときで30分、いまは10分くらい

トイレ後の手洗いは、長いときで30分かかっていました。30分というと、強迫性障害にしては短いほうかもしれませんが、一般的にはかなり長いです。人と一緒にいて、トイレに行って30分も帰ってこなかったら、あいつは何をしているんだ?と思われるのではないでしょうか。

いまは10分くらいになりましたが、それでも長いので、最終的には3分くらいにしたいです。水洗いに戻せれば、かなり時間の短縮になるのでしょうが、小でも石鹸を使う方がいいらしいので、そこまではしなくていいかなと思います。

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