強迫性障害で治したいこと・このままでいいことで書いた中で、自分にとってやりやすいものから治すことにしました。
まずは、「外のものに触れるようになる」を重点的にすすめます。「自分の体と服に触れるようになる」と、どちらにするか考えましたが、意外なことに、外のものの方がハードルが低いみたいです。
自分の体は確実にトイレの汚れに汚染されているからですかね。でも、人だってみんなトイレに入っているから同じこと。むしろ私レベルで手洗いをする人は少ないだろうから、外のものの方が汚く感じるんじゃないかと思うのですが、見ているか・見ていないかの違いなのでしょうか。謎です。
外のものは以前にも挑戦していて、チーズとか小さいものを手に持つだけなら、ほぼ大丈夫です。とはいえ、たまに気になって手洗いすることもあったり、完璧ではありません(あ、完璧を求めちゃいけないのかな)。
以前の記事はこちら。
新品の外のものに触ろうとしたけれど失敗
一歩前進!外のものに触れた
外のものを、パソコンデスクやテーブルに置くと拭かずにはいられません。で、布巾を洗うついでに手洗いもしてしまいます。
お弁当でも、置かずに食べられるように丼タイプを選んだり、空中に逃げている状態になっています。ちゃんと机に置いて食べられるようにしたいです。
まずは、朝。コンビニで買ってあった惣菜パンを、パソコンデスクで食べることにしました。お行儀が悪いですね。
強迫性障害の私は、袋のまま机に置くと机が汚れるので、お皿に移してから食べていました。
ええと、そちらの方がお行儀はいいし素敵な暮らしぶりなのですが、いまは強迫性障害を治すためなので。病前のように、袋のまま机に置いて、無造作に食べることにします。
パンを袋から引き出すときに、「袋の外側を触った手でパンを触ってる」ことにドキドキ。パンを買ったコンビニの店員さんが男性だったので、恐怖度が高いです。
私は、食べ物自体に対しては、あまり汚さを気にしません。床に落ちたものでも洗えば食べられますし、外食の衛生面がどうこうは、普通に清潔感があれば気になりません。
むしろ、パンを食べているときに気になったのは、袋の外側を触った手で触ったパンが、口の周辺に触れていることです。食べ終わったあとも、手はもちろん、口を洗いたくてたまりませんでした。
手も口も洗わずに、パソコンのマウスを持ちました。しばらくしたら洗濯が終わったので、そのままの手で洗いたての綺麗な洗濯物を干しました。
洗濯物を干したあとは、ベランダの手すりに触ったので水で手を洗いましたが、これは「外のもの」というより外なので!実際にざらっとしていたので!!よしとしたいです。
正直に言うと、やっぱりパン袋の汚染が気になって、少し長めに手洗いをしてしまいました。でも、その前に触ったマウスを拭いたり・洗濯物を洗い直したりはしませんでした。
夜は、晩酌のおともに『じゃがりこ たらこバター味』を食べました。大好きなお菓子で、自分を釣る作戦です(笑)
スナック菓子もお皿に開けないと食べられないので、最近は買ってもなかなか手をつけずにいます。病前は机はおろかベッドの上でも平気で食べていたんですけれど、いまはできません。
『じゃがりこ』は、カップ型で机への接地面が少ないのも良いかと思って選びました。もし我慢できずに置いたところを拭きたくなっても、拭きやすいのです。
で、食べましたが。そもそも、すでに朝、パンの袋を置いたまま拭いていないので、自然と拭かなくてもいいという気持ちになりました。
少しは拭きたい気持ちもありましたけれど、朝にパンを置いてから同じところにマグカップも置いたし、手で触ったし、その手でパソコンのキーボードに触ったし、ほかにもいろいろ触ったし…という感じです。
強迫観念がまったく起こらないわけではなく、数時間たった今でも、誰かに「拭いていいよ」と言われれば拭きたいです。
でもね、机、汚くないんです。じーっと見てみても、なんの汚れもついていないんです。綺麗です。はたして拭く必要があるのでしょうか。
悪化時なら机だけじゃなく、キーボードもマウスも、手で触った部屋のありとあらゆるところが気になったでしょう。その気になれば必死で行動を振り返って掃除をしまくり・お風呂にも入る勢いでした。けれども、いまは気になりません。
こうして書いていると気になる気もしますが、「もう何に触ったかなんてわからないよ」と流せます。せいぜい、キーボードとマウスどまりかな。
頭の隅っこ、20%くらいが、じわじわじわじわ、違和感を訴えかけてきます。でも、今日はこのまま拭きません。明日はきっと、もっと、気にならないと信じています。
ただ、今日触ったものも、食べ物なんですよね。食べ物はお店側も気をつかっているだろうし、そこそこ綺麗なイメージです。
「外のもの」でハードルが高いのは、郵便物と、外出着やバッグ。外出着やバッグは触れなくても問題がなさそうだから、治さなくてもいいような気もするし…甘いかな。
いやいや、あまりいっぺんにあれこれ考えてはいけません。まずは触れるものから触っていきます。